br> (市村自然塾 関東 OB会)
普段、農作業で土と触れ合ってきた塾生たちですが、今回のステージでは、違う種類の土「粘土」を使ってお皿つくりに挑戦しました。やわらかい粘土をこねて、自分の頭の中にイメージした形を実際に自分の手で形作りました。共同生活の目標は前回に引き続き、自分がまだ不十分だと思う目標を各自で決めてもらいました。
第8ステージを始めるにあたり、木全塾頭からお話がありました。
「目標について、なぜ目標を立てると良いか。絶えず振り返ることができ、励みになる。継続することができる。そして、終わったあとの達成感が次に頑張ろうという、やる気につながる。今回各自で掲げた目標が一所懸命やったといえるよう、全員が90%以上になるよう頑張ってください。」
この塾生たちはお風呂上りの自由時間に、親子大会の塾生企画を自主的に進めていました。内容の濃い塾生企画になるのではないでしょうか?楽しみです。
第3ステージに植えつけたキャベツが大きくなり、食べごろを迎えていました。今回はお土産として、1人1つずつ持って帰ってもらいました。
スタッフから説明を聞いてノコギリ鎌で収穫します。キャベツの巻いているところを傷つけないように丁寧に作業しました。
見てください、この笑顔!自分たちで育て収穫したキャベツは家で自慢話となったことでしょう。
新聞紙に包んで持ち帰りました。大きなキャベツをうまく包むことはなかなか難しい作業です。しかし大半の塾生は今までジャガイモ、レタスなどを包んだ経験からうまく包むことができました。
雨が降り出す前にチーム農園作業に取り掛かりました。各チーム共にたくさんの作業が必要で、時間いっぱい使ってしっかりと世話を行いました。時間内に終わらないチームは昼休みの時間も使って残りの作業を終えました。
キュウリの誘引をしているようです。上に伸びるように1番生長している芽をしっかりとネットに絡ませているようです。
こちらはメロンに人工授粉をしているようでした。...しかし、雄花ばかりで雌花はあったのでしょうか??
エダマメの害虫、「マルカメムシ」がたくさんついていました。農薬を使わない自然塾では1匹1匹ピンセットでひたすら捕まえる作業はとても細かく根気の要る作業です。この2人は一所懸命、退治していました。
チーム農園の中も周りも、雑草がたくさん生えていて、作物が埋もれてしまいそうでした。汗だくになってカゴいっぱいの雑草を集め、畑の外へ運び出しました。梅雨の合間の蒸し暑い中、集中して作業する姿はかっこいいものですね。
今回は陶芸の先生を招いて、お皿の作り方を教えてもらいました。
陶芸の先生が説明しながらお皿の形を仕上げていきます。塾生たちは集中して話を聴き、その手元をじっと見つめていました。自分の頭の中でイメージを膨らませているのでしょうか?
作業開始。陶芸の先生は簡単に粘土を伸ばしていたのですが、実際にやると思うように伸びませんでした。見るのとやるのではぜんぜん違うのですね。
形を決めてムギなどを押し付けて模様をつけました。あまった粘土でもう一作品作る塾生もいて、個性豊かな作品がたくさん出来上がりました。
出来上がった作品に釉薬(ゆうやく)を塗りました。この釉薬は草木を灰にした天然の釉薬です。自然の恵みをいっぱい使ったお皿の完成が待ち遠しいですね。
お皿つくりが終わったら道具の片づけをしました。1つ1つ粘土がついていないか確認しながら丁寧に手入れをして片付けました。
陶芸の先生が窯の中にみんなの作品を詰めました。約1週間乾燥させた後、焼き上げます。作品が出来上るのは次のステージまでお預けです。楽しみにしていてください。
前のステージに引き続き塾生企画を進めました。
ここの企画はなにやらクイズを考えているようです。
!?なにものか!怪しい人が企画の話をしている!肝試しを企画しているグループです。もう早速なりきってます。
日曜日の天候は雨。外の農作業ができないので、この日はチームワークを高めるためにさまざまな課題に挑戦してもらいました。
チームごとに分かれて、限られた範囲にチームメンバー全員が乗る課題です。最終的に7人のチームは座布団の半分の大きさ、そしてこのチームは3人しか居なかったのでA4の紙に乗ってもらいました。知恵を絞って、力をあわせて挑戦して、どのチームも課題達成しました。
最初は2人組で向き合って協力して立ち上がってもらい、できたら4人、8人とふやしていき、最後は全員がひとつの輪になって協力していっせいに立ち上がってもらいました。最初のうちはなかなか出来なかったのですが、声を合わせて、力をあわせて見事に立ち上がることが出来ました。
チームごとに分かれて、情報を集める課題を行いました。1人ずつ情報を取りに行き、チームのみんなに伝えて、ひとつの答えを出します。正確に情報を伝えることと、たくさんある情報をまとめることがキーポイントです。
課題を終えて、スムーズに解決できるチームとそうでないチームがありました。うまくいかないチームは、自分勝手な塾生がいたり、ふざけて真剣にならない塾生がいたり、人の話を聞いていない塾生がいることが原因でした。このゲームだけでなく、普段の塾生活でも、同じようなことがいえるのではないでしょうか?
ステージの終了時に、木全塾頭からまとめの話がありました。
「次のステージが終わるともう半分しか残っていません。自分自身成長していますか?ステージの最初に話したことを覚えていますか?目標を立てて毎日生きることは大切なこと。このステージは悔いが残らないようにすごしましたか?目標を掲げたら何が何でもやってみる。人生は長いが2度無い。今一瞬も1度しかない。その時々で目標を持ち、それに向け努力する。後悔の無いように過ごしてほしいです。」
今ステージでは、陶芸に挑戦してもらいました。冒頭でも触れましたが、普段、農作業で触れている土とは違う、粘土を使い野菜を盛り付けるお皿を作ってもらいました。各塾生個性ある作品が生み出されました。完成は次のステージです。今からもう楽しみにしている塾生も少なくないと思います。また、梅雨の合間にキャベツの収穫とチーム農園が出来てよかったのではないでしょうか?限られた時間の中でチーム農園作業に没頭する塾生を見て、成長を感じます。まだ、全員ではなく1部の塾生ですが、8回の活動を経て何か芽生えてきたのではないでしょうか?雨のために室内で行ったグループワークゲームでは、各チーム、各自の問題点が浮き彫りになりました。何をやるにもふざけて真剣に取り組まない、自分のやりたいようにやり周りにいるメンバーを気遣えない、何か壁にぶつかるとすぐにあきらめてしまう、そんな塾生が目に付きました。もちろん、真剣に取り組み、周りの意見や行動を見て、行動をあわせ、時には意見し、問題を解決していく、そんな塾生もいます。これから残りの活動をとおして塾生自身が、少しでも気づき、自分と向き合い、成長できるよう、そんな活動を行っていきたいと思います。
K.M.
ほかにもイロイロあんなこと、こんなこと。自然塾豆知識コーナー