塾の活動　～男子第６ステージ～

今ステージはお天気にこそ恵まれませんでしたが、「味噌づくり」「かかし作り」といった、田舎の生活の知恵を体験することができました。また浜田総合塾長が、塾生たちを激励し、自分たちがこの塾に来ている意味を再確認するいい機会になりました。

塩で発酵を止めたこうじと、やわらかくゆでた大豆を手でよく混ぜます。ちょっと味見、、、
しょっぱい！
部屋の中は、ゆでた大豆とこうじのどくとくの匂いで包まれました。

混ぜ合わせたものを、ミンチ機でつぶしています。そのにょろにょろ出てきたものを、空気を抜きながらたるに詰めていきました。この味噌の原料は、いつまでもさわっていたいような気持ちよさです。

先週種まきをしたオカボやもうじき刈り取る麦を、鳥や鹿から守るために、かかしを作りました。材料は竹や古着です。
人間のにおいのついたものを畑の回りにおくことで、けものたちは逃げていくそうです。「かかし」の名前は、「嗅がす」からきているという説もあります。
「目的は鳥たちをびっくりさせることだ」とわかってはいても、塾生たちの想像力は無限のようで、いつの間にかアニメのキャラクターや歌手ができあがっていました。

日本には「おかげさまで」というあいさつがあります。それって誰のおかげなんだろう？
それは①お日さま②大地③父母です。
この自然塾ではその三つを感じ、体験して、生きる力を身につけて欲しい。
総合塾長のお話を、みな熱心に聞き入っていました。

夏の親子大会にやりたいことを塾生自身が企画し、仲間を集め、運営することになしました。「釣り」「自由工作」「サバイバルゲーム」といった楽しい意見がぞくぞくと出ていました。

肥料のやり方には３タイプあって、野菜によってそれが決まっているそうです。

①はじめだけやって肥料をきらしていくタイプ
②実がなるまで一定にやるタイプ
③実を大きくするため徐々に増やしていくタイプ

塾生たちは、自分のチーム農園で作っている作物はどのタイプなのか、熱心に質問していました。

トマトの脇芽をとり、長く伸びた茎をポールに結び付けています。細かい作業だけれど、大きくておいしいトマトを実らせるための欠かせない手入れです。

ニンニクや焼酎から作った防除液をかけています。ネットはウリハムシからメロンを守るためのものです。先生のお話を聞いていたので、ちょうどいい量の肥料もやれました。