塾の活動　～男子第１１ステージ～

　ステージテーマ　「危険から身を守ろう」　

今回のステージは、保護者の方々も一緒に参加する「親子大会」として、農作業だけではなく、キャンプ・野外炊飯・魚釣りや川遊び、キャンプファイヤーなどの野外活動を計画し、子供たちや保護者の方々も楽しみにしていました。しかし残念なことに、本土を縦断した台風１０号により、「親子大会」をやむなく中止し、通常の活動を行うことになりました
８月９日は台風の影響で朝から強い風雨のため、屋内での自由工作を行いました。翌１０日は台風一過の青空。共同農園でのソバの播種とチーム農園活動を行いました。

塾生たちはいつもどおり5：30に早起きして部屋の掃除もすませましたが、台風の影響で、外はやっぱり雨でした。今日は一日中雨で外に出られないので、朝の体操とゲームで頭と体をやわらかくしておきましょう。

よく聞いてすばやく反応したり、チームワークを必要とするゲームを行いました。使った場所は元どおりきれいにすることが基本なので、ゲームのしめはチーム対抗の雑巾リレーです。競争となると、塾生たちの目の色が変わり、あっという間に広い食堂を拭き終わってしまいました。

親子大会のために、工作チームが企画していたものです。親子で工作が楽しめるよう、塾生みずから竹を切りに行ったり、役割を決めたり、作品発表会まで計画していました。中止になってしまって残念ですが、せっかくなのでこの時間は世話人ではなく、工作チームの塾生たちに準備から司会進行、片づけまでやってもらうことにしました。さてその結末は、、、

みんな夢中になってさまざまなものを作ってくれました。チーム農園用の収穫箱、いかだ、ビー球迷路、水鉄砲、弓などなど。夏休みの宿題にしよう！と張り切っている塾生もいました。工作チームの塾生も、みんなの見本となるべく頑張っていました。しかし片付けの時には、世話人がいつものように、みんなをせかせることになったのは残念でした。

チーム農園で、そろそろ収穫が終わる作物もあり、その後の土地に何を植えようか相談しました。ダイコンやニンジン、キャベツやレタスなどの野菜は卒塾までに収穫できるため、人気がありました。中には来年の塾生のために、土を肥やす緑肥植物を植えるチームもあります。

昨日とはうって変わって、こんな気持ちのいい天気のなか早朝農作業をすることができました。しかし畑の状態は最悪で、みんなが土を踏み固めてしまうと芽が出ないかもしれません。塾生たちは農業指導の先生の注意をよく聞いて、一歩一歩慎重に畑の中に入っていました。

「みんなが次に塾にやってくるのは三週間後なので、今一番優先すべきことは草取りです。」という農業指導の先生のお話に塾生たちは奮起し、いっせいに草取りが始まりました。各自がやりたい作業を我慢して、チームの草取りを終わらせてしまおうという協力も見られました。

二週間ぶりに塾生が来てみると、アトランティックジャイアントのつるがとなりのチームに進入し、鳥よけネットによじ登ろうとしている光景も見られます。しかしこの時期作物はぐんぐん生長するためしかたありません。そのたびにつるの方向を修正しています。

編集後記：
ちょうど台風が接近していたこともあり、今ステージのテーマは、「危険から身を守ろう」でした。
台風はもちろん、普段の生活の中で身の回りにひそむ「危険」について塾生たちと考える機会をもうけました。そのためか、活動２日目に行った工作の時間では、塾生主導であったにもかかわらず、一人のけが人も出ないという嬉しい結果が得られました。今後も、塾生自身があらゆる「危険」を見極め、正しい判断を下せるように、このテーマについては繰り返しなげかけていこうと思います。

また保護者の皆様、親子で楽しめるはずであった「親子大会」が中止になってしまい、塾生、自然塾スタッフも大変残念に思っています。保護者の方々が一番楽しみにしていたのは、お子様がどのような塾生活をおくっているか、どのように農作業を頑張っているかを見ることではなかったでしょうか。今回は残念ながら中止になりましたが、夏休み中、またはそれ以降のステージで、是非一度自然塾に遊びにきて、普段のお子様やチーム農園の様子を見ていただきたいと思います。スタッフ一同楽しみにしておりますので、お気軽にお越しください。またその際には、事前にご連絡いただけるようお願いいたします。

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