塾の活動　～女子第９ステージ～

自然塾より川の上流に向かって約５ｋｍ。東京ドームが200個は入るというやどりき水源林があります。今回のステージでは、ここで森林について学ぶ様々なプログラムを行いました。
また、全18ステージの折り返し地点でもあり、次回の親子大会では今までの成果を発表することから、塾生たちは今までを振り返って作文を書いたり、親子大会の企画やチーム農園の世話に余念がありませんでした。

７月１９日（土）
◇やどりき水源林で森林保全体験

塾から水源林までは1時間半のハイキングです。

☆竹炭づくり
水源林の中に生えた竹を放置しておくと、どんどん広がって林を荒らしてしまいます。そこで、竹を伐（き）りますが、竹はいろいろな用途に使える素材です。今回は、その竹を使って炭焼きに挑戦しました。

◇親子大会企画

編集後記：
市村自然塾では、ステージごとにテーマを決め、塾生はそのテーマを頭の片隅において活動を行います。今回の
テーマは①ヒトとヒトとの間を考えた行動をしよう。②前半の塾生活を振り返り親子大会につなげよう。という2つのテーマのもと、活動を行いました。1つ目のテーマは、個人主義の強い今日この頃、自分の責任でも他の人の責任でもないことでも、お互いに協力してやっていかなければ社会は成り立たないことを塾生に考えてもらいたかった
からです。
今回、リコー社員およびOBを中心とした寄森睦会および神奈川県職員の方々の協力を得て森林保全活動体験を行いましたが、こうした活動もその一部だと考えます。
さて、今回は親子大会直前のステージということで、今までのんびりしていた塾生でも今回は力が入ったようです。今までがんばった成果がどう出せるか楽しみです。　　　　　　　T.K.

すき間がないように詰めるんだよ。

出来上がった炭です。立派に出来たようですが、下のほうは青いままでした。竹の水分が多かったのが原因のようです。

穴の中に入れた缶の上で火を燃やします。2時間ぐらい燃やした後、ふたをして土をかぶせ蒸し焼きにし、一日置きます。、

森の中に広がった竹の説明を聞きます。
まず、ここのどこに竹があるか探してください、という話から始まって、ここに生えている竹は何本でしょうか？竹は、木？それとも草？という質問まで、塾生たちは興味深く竹のことを学びました。

また、この近くにはムササビの巣穴があり、ムササビが木の幹につかまったときの跡も見ることが出来ました。

☆川の音を聴こう

最初に耳に手を当てて、川の流れの音を聴きました。

次に、木の棒を流れの中に入れ、もう片方を耳に当てて、流れの音を聴きました。流れの速いところ、よどんでいるところで、いろいろ違う音を聴くことが出来ました。

◇今までの塾生活を振り返って作文を書きました。

水源林を流れる川は、とても澄んでいて冷たい川です。
そこで冷やしたスイカもおいしかったよ（冷やしている間にカラスもつついていったくらいですから？？）

塾で出来た友達のこと、農作業の大変さや作物や虫や雑草のこと、料理のことや食べ物のこと、塾生それぞれが自然塾で体験したことを書きました。

次回はいよいよ本番。自分たちが作った企画を自分たちでやる番です。みんなの役割分担は出来たかな？道具の準備は大丈夫かな？

7月２0日（日）

◇市村自然塾九州から塾母さんと事務局長さんが訪問されました。

森林保全体験から、食事当番のサポートや、チーム農園作業まで、ステージを通して塾生たちとともに過ごしていただきました。

◇シカ、カラス、ハクビシン。。共同農園の作物被害続出

※森林保全体験のプログラムは、やどりき森睦会の皆様、神奈川県職員の方々の協力で実施できました。
ありがとうございました。

塾生みんなで植えて、世話をしていたサツマイモですが、シカにめちゃくちゃにされました。２ｍを超えるネットが張ってありましたが、なぎ倒して入ってきたようです。
それも一匹ではなく、何匹かできた様子。葉っぱをちぎって食べたり、茎ごと引っこ抜いたり。。
シカにとっては最高のご馳走なのでしょうか？
抜かれたサツマイモは植えなおしましたが、今年はサツマイモが収穫できるかどうかわからなくなってきました。

カラスにつつかれたスイカ。せっかくおいしそうになっていたのに。。

ハクビシンに食べられたトウモロコシ。おいしそうな実だけ、きれいに食べています。

☆昼休みのスナップ

☆森のはなし、竹のはなし

まずはしっかり説明を聞いて。