塾の活動　～女子第１２ステージ～

2003.9.08作成

ステージテーマ　「協力」

　全１８回の活動も第１２ステージを迎え、折返し地点を過ぎました。
今まで、個人個人が身に付けてきた塾生活や農作業を踏まえて、「より仲間と助け合い、協力することの大切さ、そこから得られる充実感や喜びを深く感じ取って欲しい」という願いから、今回は「協力」というテーマで活動しました。

9月5日（金）

日曜日のチーム農園作業に向けて、チームで計画を立てました。

今、畑は、夏野菜から秋冬野菜への転換期。
実りの秋に向けて、新しく何の作物を育てるのか、
そのためには、どんな作業が必要なのかを話し合っています。

お昼ごはんまでもうひとがんばり。
実が膨らんで、頭を垂れ始めたオカボ畑の草取りをしました。
残暑の厳しかったこの日。
午前中の農作業で、既にバテ気味の塾生たちでした。

◇グループワークゲーム

少し涼しくなったのを見計らって、おやつの後は再び共同農園作業です。
ホウレンソウとコマツナの播種をしました。

9月7日（日）

初日の夜にチームで作った計画表を見ながら、みんなが楽しみにしていたチーム農園の始まりです。

◇塾活動

チーム農園も秋冬野菜に衣替え。
収穫を終えた夏野菜を片付けて、
せっせと土作りです。

トマト、オクラの天ぷら、ヤーコンの葉から作ったヤーコン茶など、
チーム農園での収穫物も続々と塾の食卓を賑わせています。

編集後記：
　新学期が始まり、塾でも今回から通常のスケジュールに戻しての活動になりました。
暑い暑いと言いながらも、朝夕の虫の声や高く澄んだ空、農作業で熱った身体を冷やしてくれる心地よい風など、１日の節々で秋の訪れを感じます。

今回のステージテーマ「協力」に対しては、「みんな１人で生きているわけではない。お互いに助け合い、感謝の気持ちを伝え合おう。」と呼びかけました。チーム単位での活動を中心に行うことにより、各チームの現在の状態や課題が明確になりました。それをいかにして塾生自身に自覚してもらい、よりよい関係を築いていけるか。残りのステージでもあらゆる場面で同じような呼びかけを続けていきます。
また、協力には、誰もが意見を言えるような雰囲気作りが大切であると思いました。声をかけ合う、自分の気持ちを伝え合う、そして仲間の声に耳を傾ける。

これから、１８ステージに向けて、「みんながいてくれてよかったなぁ」と思えるような存在、仲間になってほしいと思います。

ご意見、ご感想等ございましたらこちらまでおよせください。
E-Mail：isk@szj.jp

◇夜のつどい

◇共同農園作業

◇共同農園作業

9月6日（土）

以前ジャガイモを育てていた畑に、今度は秋冬用の葉菜・果菜（ハクサイ・キャベツ・ブロッコリー・カリフラワー・レタス）の
苗を植え付けました。塾生がポットに播種して育てていた苗は、だいぶヨトウムシやナメクジに葉を食べられてしまい、
苗を買い足さなければならなかったのが残念でした。
作業はチームごとに分かれてそれぞれの作物を担当し、約20メートルに及ぶ畝立てから植え付け、元肥やり、そして仕上げの害虫対策までを力を合わせて行いました。

水をたっぷり含ませて、根を傷つけないように
そっとポットから取り出して植え付けます。
かわいらしい赤ちゃん野菜の苗が、畑にずらりと
お行儀良く並びました。

ようやく大地に着地した苗を狙って、たくさんの虫が集まってきます。
卵の殻を株の周りにまいたり、葉っぱに虫の嫌う特製の防除液を散布して苗を守ります。

午後は、「協力」というステージテーマが、体験として理解できるようなゲームをしました。
まず、「協力って何だろう？」というスタッフの投げかけから活動が始まり、
塾生からは、「助け合う」「力を合わせる」「一緒にやる」などの声が上がりました。
さて、いよいよチームに分かれ、協力して課題を解決していきましょう！

チームの全員が座布団の上に乗って、
５秒静止できれば成功です。
始めはチームの人数分の座布団からスタートし、
だんだんと数を減らしていきました。
最後は、半分に折った座布団に挑戦です。
座布団の折り方を変えたり、小さい子を大きい子が
おんぶしたり。。。各チーム、話し合いの中で様々な
工夫が生まれました。。

円になってボールを順番に回します。
ボールをもらう人と渡す人の順番は変えないで、
いかにそのタイムを縮めることができるか挑戦です。
なかなか自分自身で作っている制約を外せないチーム。
他のメンバーの意見を聞きながら、次々と多彩な方法を
試していくチーム。目標タイムを達成することができ、思
わず喜びの大歓声を上げるチーム。など、各チームの
特徴がよく表れていました。

ハクビシン対策で、周囲だけでなく頭上にもネットがかけられている
畑のため、腰をかがめていないとネットに帽子や髪の毛が引っかかって
しまいます。
土を耕す手を休めない限りは、大丈夫そうですね。

２～３センチ間隔で溝に種をまいていきます。
１粒ずつ、こんなに丁寧にまいてくれた塾生もいました。
丁寧に仕事をしたかどうかは、発芽した芽の並び方を見れば一目瞭然！
２週間後が楽しみだね

前半は、卒塾記念製作で何をつくるのか、みんなで意見を出し合いました。
また、後半は、次ステージの料理大会に向けて、チームごとにメニューを考えました。

アイデアは尽きなかったけど、
実現可能なメニューにたどり着くまでに一苦労だったね。
塾で育てた野菜を生かして、おいしい料理ができますように。。。

◇チーム農園作業

～番外編～

塾舎脇のツバキの木に群がる毛虫たち。
毒毛を持つチャドクガの幼虫です。触れると、皮膚炎を起こし赤くはれて
痒みが生じます。
スタッフが慌てて退治しましたが、塾舎脇の植込みには近づかないようにね。