塾の活動　～女子第１８ステージ～

最終ステージを終え、帰っていく塾生たちの後姿はとても頼もしく見えました。終わることを寂しがっているというよりも、それぞれが塾生活で何らかの自信をつけ、未来に希望を抱いて歩き出したように見えました。

その好奇心、明るさ、素直さを忘れずにいてください。そのきらきらした目で夢に向かって歩んでください。つまずいた時は、塾で過ごし学んだことを思い出し、勇気と自信をもってまた一歩を踏み出してください。

最後に、素晴らしい日々をありがとう。

ご意見、ご感想等ございましたらこちらまでおよせください。
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卒塾式で合唱する「今日の日はさよなら」という歌を練習しました。
「　いつまでもたえることなく友達でいよう、
　　　　　　　　　　　　　　　　　信じあうよろこびを大切にしよう　」
この歌詞は、卒塾をひかえた今の塾生たちにぴったりではないでしょうか。みんな照れながらも、胸を張って歌いました。

雨の中、最後のチーム農園作業を行いました。３期生が気持ちよく畑を始められるように、草をとり、土地をならしました。塾生たちはこの８ヶ月間、たくさんの野菜をこの畑で育て、その美味しさに感動しました。

まだちょっと小さいけれど、ラディッシュを収穫しました。夏野菜が終わってしまってからは、育つのが早い作物を一生懸命探し、卒塾ぎりぎりまで畑を使おうと努力していました。

１３ステージから何度も話し合い、何度もペンキを塗り重ねてやっと完成した畑の看板を、各畑に設置しました。ここに至るまでの道のりはとても困難だったけれど、最後まで協力し成しとげられたことで、塾生たちは確実に成長しました。この看板には、３期生が畑の名前をすぐに覚えられるようにという願いが込められています。

第１４ステージで収穫し、第１６ステージで脱穀をしたソバの実を、今ステージでは石臼で挽いて粉にしました。ゆっくりと同じ速度で石臼を回し続けるのは、とても気を使う作業です。みんな真剣な表情で石臼を回し、周りのすき間から白い粉と殻になって出てくるソバを、不思議そうに観察していました。

手をつないで１つの円になり、その手を離さずにフープをくぐって回していくゲームを行いました。みんなでアイデアを出し合い、背の順に並び直したりくぐり方を工夫したりして、３回目では初めの半分にまでタイムを縮めることができました。

ゲームの後は円になったまま向かい合って座り、全１８ステージを振り返ってみました。第１ステージからの主な活動を読み上げていくと、塾生からは「ゴボウの収穫は楽しかったなあ。」「親子大会は頑張ったよね。」「１８ステージは長いようであっという間だったね。」と素直な感想が聞かれました。
１８ステージを振り返った後は、予告していた次の二つを発表してもらいました。

・　この自然塾で何を学び、そしてこれからをどう生きていきたいか　」
・　１８ステージをともに過ごしてきた仲間に伝えたい気持ち

「野菜の美味しさを学んだ。」「友達の大切さを学んだ。」「協力するということを学んだ」「自然の大切さを学んだ。」

「私と仲良くしてくれて嬉しかった。」「みんなとのことは絶対忘れない。」「みんながここにいてくれたことにありがとう。」

塾生たちは構えることなく自分の気持ちを素直に語り、最後に本当の意味で１つになれたようでした。

本日活動最終日は、塾舎内の大掃除をしました。自分たちが使った場所をきれいにして去るのは、忘れてはいけないマナーだね。日ごろの掃除では行き届かなかった場所も、念入りに磨きました。

８ヶ月間使ってきた衣装ケースは中身を空にして、自分の名前のシールをはがし、きれいに拭いて返しました。畑でいつも履いていた、ピンクやブルーのかわいい長靴もしまわれ、地下倉庫の長靴棚はすっかり寂しくなりました。

みんなでお別れゲームをしたいということで、バスが出発するまでのわずかな時間を惜しんで集まりました。参加者はもちろん、企画者やスタッフも腹を抱えて笑い転げ、この塾生企画のゲームで最終ステージを終えました。

最終ステージが始まりました。ステージテーマである「　旅立ち　」とは、卒塾・入学・進級・卒業・就職といった、誰もが経験する人生の節目のことです。新しい環境におかれて生活が始まるこの時には、これまでの行いを反省したり、自分の成長を認識したり、次の目標を設定したりと、自らを振り返ることが不可欠だと思います。
そこで土曜日の夜に行う「お別れ会」の中で、

「　この自然塾で何を学び、これからをどう生きていきたいか　」
「　１８ステージをともに過ごしてきた仲間に伝えたい気持ち　」

この２つを各自みんなの前で発表してもらうことを予告し、ステージを通して自分を振り返りながら過ごしてもらいました。