塾の活動　～女子第８ステージ～

とうみと呼ばれる機械で、ムギの粒以外のものを吹き飛ばします。休まず回し続けるのは大変です。

女子第8ステージが始まる前日の7月３日（木）、自然塾にめずらしいお客さんが来ました。

野生の猿が二匹、チーム農園の作物をつまみ食いしていました。地元の人によると、箱根の方から群れを追われて渡ってきた猿で、塾周辺に住みついてしまうようなことはないそうです。
それを聞いて一安心。だって鹿やイノシシや鳥から作物を守るのだって大変なのに、猿なんて住みついたらもうお手あげです。

もうすぐ七夕。
「家族、親戚、友達がみんな元気にくらせますように」
などといった願い事から、
「お金が欲しい」
なんていう現実的なものまであり、とてもにぎやかな七夕飾りが出来上がりました。

昨年は鹿に食べられて全滅してしまったダイズとアズキです。今年は厳重にネットを張って、鹿から守りましょう。３０センチ間隔に２粒ずつ、ていねいにまいていきました。

農薬をまかないと、こんなに虫食いだらけになるんですね。
「キャベツを育ててるのじゃなくて、モンシロチョウを養殖してるみたい」
という塾生の声に苦笑いです。

気がつけば畑は草だらけでした。
みんなでやればあっという間に終わる！と思ったけれども、取っても取ってもなくなりません。

まず脱穀機で穂からムギの粒をかきとります。脱穀機はすごい音で歯が回っていて、手を巻き込まれないようにふんばっています。

最後は手作業でゴミを取り除きました。ついでに落ちている粒も拾って、一粒たりとも無駄にしません。

前ステージで収穫したジャガイモで、コロッケを作りました。男爵、メークイン、きたあかり、インカのめざめなど、チームごとに好きなイモを選ぶところから、すべて自分たちで作りました。

自分で作ったコロッケは美味しかったのでしょうか、３個をぺろりと食べてしまう子もいたようです。他のチームのコロッケも試食、、、うちのチームが一番！

チーム農園でも、こんなに大きなキュウリがとれました。とれたてのキュウリは、トゲトゲがついていて痛いね。

すっかりおなじみの釜飯炊きですが、今回はあまりにも楽しそうにやってくれているので.
炊き上がったご飯も、ふっくら美味しかったです。

ゆっくり傾けると、雨が降っているような音が出る民族楽器を作りました。南米の砂漠では今でもこれを、雨乞いの儀式に使っているそうです。
雨はなんだか嫌いだけれど、作物にとってもみんなの生活にも欠かせないものなのです。もう一度、雨の音に耳をすましてみませんか?

自然塾の代表理事である飯田さんが来塾されました。子供たちとともに畑仕事にも参加され、活動にはげむ塾生を激励していただきました。