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第20期(2021年度)

5月2日 男子第2ステージ

2021-05-08
カテゴリ:男子ステージ
左がミニトマト、右が長ナスの苗です。
日中は半袖シャツで過ごせるような暑い日が増えてきました。季節が流れて、二十四節気は「立夏(りっか)」、暦(こよみ)の上では「夏」に入りました。
第2ステージでは、チーム農園の作物の植え付けを予定していました。緊急事態宣言の発令を受け、残念ながら中止となってしまいましたが、スタッフが皆さんに代わって一部の作物を植えつけました。今回はその様子をお知らせします。
植え付けたのは、Aチームの「長ナス」とBチームの「ミニトマト」です。どちらも代表的な夏野菜で、同じ「ナス科」に分類されます。
植え付けの仕方
まずは畝(うね)たてをします。畝の場所を決めて、竹と紐(ひも)を使って目安を作ります。
目安ができたら、クワを使って土を盛っていきます。やわらかい畝にすると、作物も育ちやすくなります。
畝に苗を並べます。目安棒(めやすぼう)を使って等間隔になるように並べていきます。
苗を並べ終えたら、植えつける穴を掘ります。穴が浅すぎたり深すぎたりしないようにするのが重要です。
ポットから苗を取り外します。さかさまにして、根を傷つけないようにゆっくり外します。
ポットを外せたら、いよいよ植えつけです。この時、苗の土の表面と畝の表面の高さが同じになるようにします。
次に肥料をあげていきます。「元肥(もとひ)」といって、苗が育つためのご飯のようなものです。ミニトマトは肥料が多いと病気になりやすくなってしまうので、今回は長ナスだけ元肥をあげます。
自然塾では主に、ニワトリの糞を発酵させた「鶏糞(けいふん)肥料」と、米ぬかなどを原料にして自然塾で作った「ぼかし肥料」の2種類を使っています。今回はぼかし肥料を使いました。
植え付けた苗の周りに丸く溝(みぞ)を掘ります。この時、葉の先端の真下に溝ができるようにします。
掘った溝に肥料をまきます。肥料が葉にかかってしまうと、病気の原因になってしまうので注意が必要です。
肥料をまき終えたら、土をかぶせていきます。肥料が畝の表面に出ないよう、しっかりかけます。
ここからは、再びミニトマトでも行う作業です。
ナスとトマトは、どちらも背が高くなる作物なので、なにもせずに育てていくと途中で折れてしまうことがあります。そのため、「支柱」を使って支えることで折れないようにしてあげます。
植え付けた苗の横に支柱を立てます。苗から遠いと支えられないため、根を傷つけないギリギリの場所にします。
苗と支柱を紐で結びます。この作業を「誘引(ゆういん)」と言います。成長してもきつくならないように、苗と支柱の間で1回ねじってから結びます。
支柱側で蝶々結びにして完了です。誘引は今後の世話でもたくさんやります。
畝の上にワラをしきます。これは「敷きワラ(しきわら)」と言い、保湿(ほしつ)や防草(ぼうそう)など様々な効果があります。
最後に水をあげます。植え付けたばかりの作物は、新たに根をのばすためにたくさんの水が必要です。1株ずつたっぷりとあげます。
これで植えつけ作業は完了です!このあとの世話は皆さんがやります。たくさん収穫できるように、世話は欠かさないようにしましょう。
完成!
Aチームの大長ナス
Bチームのミニトマト
編集後記
皆さんが入塾式の前から準備を進めてきたチーム農園ですから、植え付けを楽しみにしていた塾生も多かったのではないでしょうか。今回の報告を通じて、少しでもチーム農園の空気を感じてもらえればと思います。
早くコロナウイルスが沈静化して、皆さんが安心して生活できることを心から願っています。
K.H.
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