7月7日(土) 〜午後〜
◇ムギの脱穀・風選
 第6ステージに刈ったムギを約1ヶ月間干して乾燥させました。今日はそのムギを、脱穀機を使って穂(粒)と藁に分ける“脱穀”と、唐箕(とうみ)という機械を使ってゴミを取り除く“風選”という作業を行います。どちらも昔から使われているとても古い機械ですが、自然塾ではまだまだ現役で活躍しています。
 脱穀機の中ではものすごい勢いでドラムが回転しています。そこにムギの束を入れると、その勢いで穂が落とされるという仕組みです。ムギと一緒に手を吸い込まれないように、集中して作業に取り組みました。
 脱穀機で脱穀したムギ藁を再確認すると、中のほうにまだムギの穂が残っています。それを一束一束確認し、一粒も無駄にせずに取っていきます。
 穂を取りきった藁は数束を1つにまとめ、全て小屋に保管しました。この藁は、今後の作物の敷藁などに使わる大事な資材です。 
 脱穀が終わったら次は風選です。風を送ってゴミを飛ばし、重たいムギは下に落ちるという仕組みです。知恵が詰まった唐箕の仕組みを観察しながら作業を行いました。
◇チーム農園作業
 ムギの脱穀と風選作業は、機械がそれぞれ1台ずつしかないため、全員が一斉に行えません。2チームずつに分かれ、チーム農園作業と並行して行いました。
 今ステージも立派なダイコンが収穫できました!みんなで山分けです。味はどうだったかな?
 このチームはトマトの雨よけを修理していました。前回の雨よけは風と雨にやられてしまったようです。今度はどのように工夫するのでしょうか。1回目の失敗を活かして頑張れ!
 こちらでは、大きく生長してきたヒョウタンのために棚作りが行われていました。スタッフにアドバイスを受けながらチームで協力しての作業です。頑張って作った棚にうまくヒョウタンの蔓が絡んでくれるといいですね。
◇あしおとツアー 〜ナスとキュウリの世話〜
 午後の後半は、第4ステージに女子が植え付けたナスとキュウリの世話を行いました。観察をしながら必要な世話を確認し、作業に取り掛かりました。
 ナスは大きな実を付けて、あちらこちらへと重たそうに傾いていたので、まずは誘引をしてまっすぐに立たせてあげました。その後、キュウリとナスの雑草取りをし、最後にたっぷりと追肥をしました。
 この作業は、この時期の共同農園、チーム農園ともに頻繁に行う作業なだけに、みんな慣れた手つきで黙々と行ってくれました。
◇夜の塾活動 作文 
 “ステージ前半を振り返り、作文にまとめよう!”というステージテーマのもと、、夜は作文を書きました。
 はじめに塾頭さんからお話をいただきました。
 「マラソンで言ったら折り返し地点。ここまで色々なことを体験し、自分が感じたこと、学んだことを素直に書いてください」
 はじめは喋り声が聞こえていましたが、何分かすぎると喋り声もなくなり、皆集中して書いていました。2枚、3枚と書き進める塾生が多く、この時間内に書き終えられなかった塾生は9時まで粘って仕上げました。

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