10月6日(土) 〜つづき〜
◇コンニャク作り  
 午前中掘り上げて選んだコンニャクイモを使って、いよいよコンニャク作りを行います。
   まずは芽の部分を切り取り、皮を金ダワシできれいに落とします。
 次に、イモを2-3cm角に切って、イモ400gに対しておよそ1000cの水と一緒に2回に分けてミキサーにかけます。

 また、炭酸ソーダ12gを80ccの水に溶かしたものを用意しておきます。
 ミキサーでコンニャクイモと水を混ぜたものを火にかけ、中火から弱火で煮詰めます。この間、鍋に焦げ付かないように杓文字でかき混ぜます。
 火にかけてかき混ぜていると、やがて質感がトロトロ→もったり→サクサクと変化してきます。そうなったら火から下ろして、炭酸ソーダ(凝固剤)をぬるま湯に溶かしたものを2回に分けて入れ、すばやくかき混ぜます。

 熱い作業ですが、素早くきちんとかき混ぜないとコンニャクが固まらなかったり、だま、が出来てしまうので大切な作業です。
 よくかき混ぜられたコンニャクをバットに入れてならします。このあとは、常温で冷めるのを待ちます。
◇食品加工の話と煎りゴマ、摺りゴマづくり〜 
 厨房でコンニャク作りをできるのは2チームだけなので、残りの2チームはコンニャクを中心とした食品加工の話と、簡単な食品加工として塾産のゴマを使った煎りゴマ、摺りゴマづくりを行いました。
 人間は、食べ物を保存がきくように、食べられないものを食べられるものにするために、よりおいしく食べられるように、食品加工を行ってきました。

 コンニャクイモはとてもえぐみの強いイモで、人間の栄養にもなりません。そのようなものをなぜわざわざ加工して食べるのでしょう。
 加工方法やコンニャクという植物についても学びました。
  

 自然塾では今年ゴマを栽培し、6kgほどのゴマが収穫できました。

 ゴマはとても栄養価の高い作物ですが、硬い皮に守られ、そのまま食べても消化されません。

 そのため、簡単な食品加工として、煎りゴマづくり、摺りゴマ作りを行いました。

 まずは、ホットプレートを使ってゴマを煎ります。軽くかき混ぜながら5分ほどすると香ばしいにおいが漂ってきます。
 火を落として、10分くらいで煎りゴマが出来ました。
 次に煎ったばかりのゴマをすり鉢で摺り、摺りゴマをつくりました。

 摺りゴマはこの日の夕食の胡麻和えに、煎りゴマは翌日の昼食のおにぎりにさっそく登場しました。
◇共同農園作業(ダイコン、ニンジン、ネギの世話) 
 コンニャク作りと食品加工のあと、コイコン畑でダイコン、ニンジン、ネギの世話を行いました。
 まずは畑一面に生えていた雑草を全員でとりました。
 そのあと、それぞれの作物に追肥と土寄せを行いました。

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