10月6日(土)〜つづき〜
◇コンニャクのあく抜き作業見学 
 午後の作業で作ったコンニャクのあく抜き作業を塾頭さんに行っていただきました。塾生は卒塾アルバムのチームページ作りを行うので、見学を行いました。
 バットに伸ばしたコンニャクを適当な大きさに切り、沸騰したお湯に入れてあくを抜きます。強火でゆでると、卵白が固まったようなあくがどんどん出てきて、やがて泡のあくになり、それもほとんど出なくなってきます。
 そうなったら、火から下ろして、真水に一晩さらしてさらにあく抜きをし、ようやく食べられるコンニャクになるのです。

 出来上がったこんにゃくは、さっそく日曜日の昼食のけんちんうどんで登場しました。
◇卒塾アルバムチームページ作り 
 この間入塾したと思っていた塾生たちですが、早くも卒塾アルバム作りに取り掛かる時期になってしまいました。
 思い出に残る卒塾アルバム、そのチームのページを個性的なものにするために、過去の卒塾アルバムを参考にしながら、まずは大まかなレイアウトを決めながら、使いたい写真を選びました。

 
10月7日(日)
◇ラッカセイの収穫 
 昨年は収穫を前にハクビシンにほとんど食べられてしまった落花生。今年は畑まわりのトタンとあわせ、種まきのときに畝自体にも金網をかぶせて、ハクビシンがラッカセイを食べられないようにしました。そのかいあって無事収穫を迎えることができました。
 金網が張ってあるので株ごときれいに抜けません。そのため、何本かの枝ごとに分けて抜き、網の中、土の中に残った豆は金網を巻いてから集めました。
 収穫した落花生を量ってみました。2畝で21kgほどのラッカセイがとれました。このうち1/3の7kg分を分けて、お土産として持ち帰りました。残りの2/3は塾での食材および来年の種用とします。
 お土産分のラッカセイを古新聞で包みました。お土産の包み方もすっかり身に付きましたね。
お家の方と一緒においしくいただいてください。
 食材分と種用ラッカセイの泥落としをしました。
何の料理(あるいはおやつ)に出てくるか、楽しみですね。

 種用のラッカセイは、来年種を播く前に殻をとって播きます。
◇卒塾アルバムチームページ作り〜つづき〜 
 昨日チームで選んだ写真の白黒コピーと下書き用紙が配られ、塾生はそれを切り取って並べたりしながらチームのページの構成を考えました。
◇ステージのまとめ〜塾頭さんの話・共同生活目標の振り返り〜 
 ステージのまとめにあたり、まず塾頭さんからお話をいただきました。

先人の知恵といいますが、昔の人たちが苦労をして今があります。今回コンニャクを作りましたが、昔は味噌も醤油もコンニャクもそう簡単には手に入りませんでした。経験を通して工夫を重ねて知恵が付きます。初めてのこと大変なことなどでも一生懸命やること、経験、体験をして得られます。
 それから、人の話を聴くこと、これは一つの礼儀です。人の話を聴くことは知らないことを知ることになります。また、人の話を聴くときには相手の目を見て聴くようにしましょう。
 塾頭さんの話に続いて、各チームの共同生活目標の達成度とその理由を発表してもらいました。
 各チームとも、土曜日の夜に振り返った時よりは、達成度を上げていました。何度も振り返りながら次に生かすことで、少しづつ成長していけます。

編集後記:
 今ステージでは、自分たちが植えつけたコンニャクイモを掘り出して、そのイモを使って昔の人の知恵を学びながら実際にコンニャクを作り、おいしくいただきました。また、スタッフが育てたゴマも収穫できたため、簡単な加工として、煎りゴマ、摺りゴマづくりも行い、料理に使ってもらいました。
 えぐみが強く、どんな動物も食べないというコンニャクイモを、複雑な手間ひまをかけておいしくいただけるようにした先人の知恵には感嘆するばかりです。
 コンニャクが食べられるようになるまでには、数多くの試行錯誤があったはずです。昔の人の苦労があって現在があるのです。経験を通して工夫を重ねて知恵が付くのです。
 また今回はラッカセイもしっかり収穫できました。ラッカセイも毎年のようにハクビシン対策で頭を痛めていて、試行錯誤の末今回の方法を編み出しました。このことに限らず、昔の人だけでなく私たちも日々工夫を重ねていることを意識してください。
 卒塾アルバム作りも始まり、活動も終わりに近づいてきました。残りのステージを悔いなく過ごして実りある塾生生活にしていきましょう。
                                                                                                      T.K.

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