ステージテーマ:「食品加工を体験し、先人の知恵を学ぼう!」
共同生活の目標:「これまでの共同生活を見直し、チームで一つの目標を選ぶ」

 今ステージでは、第5ステージで植えつけたコンニャクイモを掘り、それを使ってコンニャク作りをします。そのままではとても食べられないコンニャクイモですが、昔の人々が工夫を重ね、今のようにコンニャクが食べられるようになったのです。実際にコンニャク作りを行うことを通して、昔の人々の知恵を学ぼう、というステージテーマのもと活動を行いました。また、今年はゴマも収穫できたので、簡単な加工として、煎りゴマ、摺りゴマづくりも行いました。

 共同生活の目標は、今回も引き続きチーム話し合って決めてもらいましたが、今回がチームで目標を決める最後のステージで、次回からは全員で一つの目標を決めるので、今まで選んでもらった6つの共同生活目標以外でも、具体的かつステージを通して取り組める目標であればよいことにしました。その結果、AチームとDチームが”他人に迷惑をかけない”、Bチームが”人の話を聴く”、Cチームが”自分から進んで行動する”、というチームの共同生活目標を掲げました。目標を達成できるよう、メンバー各自が常に意識し、声を掛け合って頑張りましょう。

10月5日(金)
◇塾頭さんのお話
 ステージを始めるにあたり、塾頭さんからお話をいただきました。
 皆さんは農作業でも共同生活でもうまく早く出来るようになりました。しかしまだ、きちんと丁寧に行っていないところがあります。
 ここでは、スタッフから言われる前に自分のことは自分でやってください。他の人がやらないことを、自分から進んで行動するようにしてください。
 皆さん塾生手帳には、言われたことしか書いていないことが多いです。大切だと思ったこと、自分が思ったこと感じたことを書いてください。字もきれいに書いていない人が多いです。心を込めて書いているように感じられません。
 
 今回のステージがチームで共同生活目標を決める最後のステージになります。各チームで今までの共同生活を振り返ってステージの共同生活目標を決めてもらいました。
 決まった目標はホワイトボードに書き込んでもらい、理由を発表してもらいました。時間が守れていなかったり、夜うるさかったりするので、他人に迷惑をかけない、などの発表がありました。
 ステージを通して頑張ってください。
 それにしても、心を込めて書いている字には見えないですね。
10月6日(土)
◇コンニャクの収穫
 第5ステージで植えつけたコンニャクイモを掘り上げ、今日の午後行うコンニャク作りに使います。
  コンニャクの地上部は完全に枯れてなくなっています。コンニャクイモを植えた目印に割箸を立てておきましたが、雨風や雑草によって、倒れたり無くなったりしているところが多くありました。
そのため、残っている割箸をもとに目安となるひもを張り、イモを傷つけないよう、注意して掘りました。
 随分大きく太ったコンニャクイモが掘れましたね。

 芋の周りには、生子(きご)というイモの1年生がいくつもあるので、それらも見逃さないよう、掘り上げた土の中を探します。生子(きご)も大切な来年の種芋になります。
 大きめなイモを量って、各チームでコンニャク作りに使うイモを選びました。

 各チームとも、洗う前のイモの重さでほぼ500gぐらいのイモを選びました。
◇チーム農園作業 
 午前中の後半は、チーム農園作業を行いました。
 このチームは、トマトやヒョウタンなどの片づけを行いました。

 ヒョウタンは日陰で耕土も浅い悪い条件の場所で、結局実をつけることが出来ませんでした。

 残った期間、残りの作物に愛情を込めて接してください。
 
   今回は、夏野菜が終わったあとに植えた葉ものなどの間引き作業を行うチームが3チームありました。まだまだ小さいですが、おいしくいただけます。それぞれのチームは大切そうに分けて持ち帰っていました。
◇休み時間
 塾生たちは、残り少ない塾生活の中の自由時間を、のびのびと大切に使っています。
この日も、塾庭で草野球を行っていました。

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