6月10日(土) 〜午後〜
◇ムギ刈り
 毎年自然塾では、先輩達が次の塾生のためにコムギの種を播き、次の塾生はそのまた次の塾生へと託していきます。4期生が播いてくれたコムギも収穫の時期を迎えました。この第4期生からのプレゼントは、小麦粉にして料理に使ったり、うどんにしてみんなでいただきます。
 鎌を使った収穫作業は今回が初めてでしたので、始めはおぼつかない手つきでしたが、次第に慣れ、どんどん刈り進めていきました。一人が刈り取り、もう一人のペアが干し易い形に麻紐で縛っていきました。
 束ねたムギは畑に横付けした軽トラックの荷台に積み込みます。そこまでは各人が担いでいくことになります。とても一度に抱えきれる量ではないので何往復もして運び終えました。
◇夏野菜の手入れ
 刈り取ったコムギを干すために塾舎に帰る前に、同じ畑に植え付けられている夏野菜の手入れを行ないました。
 キュウリ・ピーマン・ナスは葉っぱの色が薄く栄養が足りていないようなので、追肥をしてあげました。
 またトマトの茎が伸びて地面に着いてしまうくらいに寝てしまっていたので、麻紐で支柱に結わえて立ちあげました。本来の葉の繁る茎と主茎との間に生えてきた芽は「脇芽」といい、そのつど取ってあげなければ大きくて美味しいトマトが作れないため、脇芽欠きの作業もしてあげました。
◇ムギ干し
 収穫したコムギを乾燥させるために、雨のかからない温室の中に干しました。たくさんのコムギを干すのは一苦労です。しかし、この作業をやらなければ、コムギはカビてしまい食べられなくなってしまうのです。みんな一列に並んでバケツリレーの要領でコムギの束を手渡していき、温室内の竹に「はさがけ」していきました。
◇食事当番
 今回の食事当番はCチームでした。朝と晩は代表者が羽釜でご飯を炊きます。(右)
 食後には休み時間を返上して、皿洗いをチーム皆で力をあわせて行ないます。(下)
 そして、また次の炊飯のために米を研ぐのです。美味しく炊けるようにと心と力を込めて準備します。(右下)

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