6月25日(土) 〜つづき〜
◇陶芸 (粘土でお皿作り)
今回のステージテーマにあげた、今ステージのメインイベント、陶芸の時間です。今回塾生が作ったお皿は、世界に一つしかない、各塾生のオリジナルのお皿です。次の第9ステージでは、各塾生が作ったお皿に塾で育てた野菜料理を盛り付けていただくことをイメージしながら、制作に取り組みました。
今回陶芸を塾生たちに教えてくださるボランティアの方が、粘土を伸ばしてお皿を作る方法を教えてくださいました。
いよいよ自分たちでお皿を作る番です。まずは粘土を平らに伸ばします。丸いお皿を作るか、四角いお皿にするか、それぞれの塾生がそれぞれのイメージを形にしていきます。
事前の予告やステージ始めの夜のつどいの際に、いろいろなもので模様をつけてみるのも面白いかもね。と伝えてあったので、各塾生が家にあるものを持ってきたり、自由時間に塾の周りで手に入るいろいろなものを集めたりして、思い思いの模様をつけました。
模様がついたら、まわりを持ち上げていきます。平らな粘土の板がいよいよお皿に変身するのです。
かたち作り(制作)が終わったら、おやつの時間をはさんで、釉薬(うわぐすり)塗りを行います。まずは全員で釉薬塗りの行い方と注意を教わります。
各自が作ったお皿の表面に釉薬を塗っていきます。この作業は2チームごとに分かれて交替で行いました。釉薬塗りを行っていないチームは、制作に使った道具を洗ったり、部屋の掃除を行いました。

釉薬塗りのあと、電気窯に入れるところを見学する予定だったのですが、湿度のせいか粘土が固くならず、ホタル観察のあとに電気窯に作品を入れてあるところを自由見学することになりました。
◇おやつ時間とおみやげ野菜包み 
陶芸の途中でのおやつタイム。
この日の3時のおやつは、新ジャガを使った焼き菓子”いももち”です。自分たちが最初のステージで植えたジャガイモからできたお菓子の味は、なかなかのものだったようです。
陶芸プログラムが終わったあと、スタッフが塾生の代わりに収穫してきたお土産の野菜、キャベツとキュウリをみんなで新聞紙で包む作業を行いました。
何でも最初から包装してあり、そのままレジ袋に放り込んで持ち運べる時代では、ものを包むというちょっとした文化も引き継がれなくなっています。スタッフのアドバイスを受けながら、どうしたら手早く、コンパクトに包めるかを考えて、全員の分をみんなで包装しました。
◇ホタル観察 
この日の夜の塾活動は、20分ほど歩いたところにある寄自然休養村でのホタル観察を行いました。
寄地区のホタルは、地元の方々の努力により復活したもので、当日はちょうど地元寄地区のホタルの夕べが行われる中の観察となりました。

この日は、気温は高かったものの風が強く、乱舞とまではいきませんでしたが、塾生たちはホタルの飛び交う風景を満喫しました。

残念なことは、ホタルの夕べに来ていた人々の話声の中から、よーし、ホタルを捕まえるぞ!というような声がたびたび聞こえたことです。里山に人間と共生してきた数々の生き物の一つとして、ホタルも人間も安心して暮らせる環境でいたいものです。

前のページへ       このページのTOPへ       次のページへ