6月11日(土) 〜つづき〜
◇チームワークを高めるゲーム
午後の前半はチームワークを高めるゲームをしました。男子塾生は、チーム内の人間関係は良好なのですが、「共通の目標に向かって(楽しくも真剣に)努力し、任務を達成する」といった成功体験が不足しています。最初は「そんなの無理だよ!」と思うような挑戦でも、チーム全員で力を合わせて、あきらめずに集中すれば、「(僕らは)どんなことでも出来るんだ!」という境地に達することができるのです。様々なゲームを通して、感じたこと・学んだことを最後に時間をかけて振り返り、分かち合いました。
 まずは段々と数を減らされていく座布団の上にチーム全員が載るチャレンジです。最終的には座布団1枚を半分に折った上に載るまで挑戦してもらいました。
 これらのゲームの際、失敗したからといって諦めてしまったら、そこで終わりなのであり、たとえ失敗しても再度チャレンジし、挽回する意気込みを持つことこそが成功の秘訣なのだ…ということを塾生たちは感じてくれたでしょうか。
 これはチームの全員に番号を振り、その順番通りに如何に早くボールを回すか、というチャレンジです。誰かのアイデア発案により全く新しい手法が取り入れられ、タイムが大幅に短縮していくことによって、ブレイクスルー(壁を突破)する快感と興奮を味わう事ができます。
 これは、1枚の新聞紙を千切り、如何に長くすることができるかを競うチャレンジです。
 進行役の掛け声と共に交代させられるチャンジャー(各チーム1名ずつ)が順番に新聞を千切り、次の人に渡します。焦って(一続きだった)新聞紙を切り離してしまい、以後のやる気を失ってしまう塾生もいました。
 最後の種目は、各人指一本を出したチームの全員でフラフープのバランスをとるもの。簡単な様でいて、全員が息を合わせないと指の離れてしまう人が出たり、フラフープが急上昇してしまい、指定した位置に移動することができません。無事に全チーム、スタッフに輪を潜らせることができたのでしょうか。
◇コロッケ作り
コロッケ作りの手順を聞いてから作業開始。チーム毎に分かれて、自分達のコロッケを作りました。そして、普段あたりまえに食べているコロッケがどのように作られているのかを学びました。
 まずは、タマネギのみじん切り。もちろんタマネギも自然塾産です。スタッフの指導の下、包丁を握る顔は真剣そのもの。
 この後、みじん切りにしたタマネギと挽肉を併せて、自分たちの手で炒めました。
 釜を使って自分たちの手で蒸したジャガイモを潰し、炒めた材料と混ぜ合わせて成形しました。
 その後、パン粉つけしたものを調理師さんに揚げてもらい、ユニークなコロッケが出来上がりました。
 いよいよ、待ちに待った「掘りたてジャガイモで作った、揚げたてコロッケ」を盛り付けます。
 自ら苦労して育てた作物を調理して食べる。この経験を通して塾生たちの中に、料理をしてくれる人や食材、そして虫や雑草など間接的に犠牲になっている小さな命に対する感謝(=いただきます)の気持ちが芽生えることを期待しています。

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