ステージテーマ:「みんなで最初に植えた作物=ジャガイモでコロッケをつくってみよう!」


 今ステージでは本来、「みんなで最初に植えた作物=ジャガイモを収穫しよう!」をテーマに収穫を体験し、野菜の保存法を学ぶ予定でした。しかし直前まで生憎の雨模様であったため畑のコンディションが悪く、例え当日に雨が降らなくても大々的な収穫は無理であると判断し、荒天時のプログラムとして用意していたコロッケ作りをメインテーマに掲げてみました。

共同生活の目標:「これまでの生活目標を見直そう!」

 塾生たちは第6ステージまでに、自然塾での生活リズムを一通り覚えました。しかし、これまでの生活目標は散発的で今ひとつ塾生たちに「ここで何を身につけて欲しいのか」が伝わっていませんでした。そこで、これまで共同生活の目標として掲げられたものを振り返り、体系的に塾生の心得を学んでもらいました。

6月11日(土)
◇ジャガイモの収穫
第1ステージに初めて行なった農作業がジャガイモの植え付けでした。これまで芽欠きや追肥などの手入れをしてきて、いよいよ収穫の時期を迎えました。しかし、前日までの雨でジャガイモが湿っていて収穫しても貯蔵ができないため、当日のコロッケ作りと翌日の蒸かし芋の材料分だけを収穫しました。
 スタッフが見本で1株を掘り出し、重さを量ってみると、60〜100gの種芋が780gものジャガイモになっていました。この3ヶ月間、大地の恵みをいっぱいに受け、塾生と共に成長した証です。
 今回のコロッケ作りで使ったジャガイモの品種は「男爵」、翌日のおやつに出された蒸かし芋の材料となったジャガイモの品種は「インカの目覚め」でした。それぞれの品種により適した料理法があるのです。
 ジャガイモはナス科の植物なので茎をそのまま畑においておくと腐って病気の原因になります。他のジャガイモが病気にならないように茎は畑から持って帰りました。
◇コムギの収穫
毎年自然塾では、先輩達が次の塾生のためにコムギの種を播き、次の塾生はそのまた次の塾生へと、コムギを託していきます。3期生が播いてくれたムギも収穫時期を迎えました。
 前日まで雨が降っていたので、また、当日も時折小雨が降ってきたので、大変な作業になりました。
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 収穫したムギを乾燥させるために、雨のかからない小屋と温室の中とに干しました。たくさんのムギを干すのは一苦労です。しかし、この作業をやらなければ、ムギはカビてしまい食べられなくなってしまうのです。

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