4月23日(金)

24日(土)

25日(日)

◇日曜日の朝食
日曜朝の食事前には、窓を開け放して風の匂いを嗅ぎ、鳥の声に耳を傾け、外の空気を感じながら正座で瞑想します。身じろぎせずにジッとしていられる時間もずいぶんと増え、少しづつ、落ち着いてきました。
◇あしおとツアー
作物は足音を聞いて育つ。すなわち、頻繁に作物の様子を見てまわり、こまめに世話をすることが何よりも大切なこと、ということから、市村自然塾では、作物の様子を見て回ったり、様々な世話をしてまわる農作業の時間をあしおとツアーと名付けています。
準備体操。入念に足の筋を伸ばしてから出発します。
第2ステージで種を蒔いたゴボウが芽を出したので、観察・スケッチをしました。
害虫であるネキリ虫の対策として、芽の前後に卵の殻を撒きました。
第1ステージで植えたジャガイモが10cmくらいになり、1株から4〜5本の芽が伸びてきたので、太い芽を1〜2本残して、他の芽を欠き取りました。種イモが抜けないように、株元を片手で押さえ、余分な芽を引き抜きました。
芽欠き後、株元に追肥をしました。ジャガイモには、通常の鶏糞ペレットの他に菜種油のカスも施します。
その後は株元に土をかぶせて土寄せをしておきました。
<おまけ>
◇自然塾での遊びいくつか
自由時間ともなれば、すぐにスタッフにおんぶや肩車をねだる塾生たち。二人いっぺんに面倒を見ながら騎馬戦をしていますが、表情は既に限界を物語っています。
一部(ほとんど全部?)塾生の間で流行っている「光る泥だんご」作り。
完成が近づいてきたのか、先ステージお伝えした時よりも表情がにこやかです。

編集後記:

 今回の女子第3ステージは、始めに「相手の身(気持ち)になって考えよう!」というテーマに対し、この3日間で「自分は誰を思いやって、どう行動したか」を塾生手帳に書くよう呼びかけました。最終日に塾生手帳をチェックしたスタッフに確認したところ、「風邪をひいて具合の悪そうな子を気遣ってあげた。」「同じチームの友達が担当作業を終えるまで待って、一緒にお風呂に入った。」といったことが書いてあったそうです。当たり前といえば当たり前のことばかりですが、お互い違う環境で育ってきた子ども達が共に過ごす自然塾で、「自分のことだけで精一杯」とならずに、自分以外の多様な他者を思いやるのは、生半のことではありません。入塾当初は、塾生間に人間関係のトラブルが幾つか見られましたが、彼女らも少しずつ、しかし着実に前進しています。これからも互いに社会性を身につけ、さまざまな物事に気づき、かけがえのない仲間と共に成長していかれることを願っています。

                                                          H.T.
 ご意見、ご感想等ございましたらこちらまでおよせください。→
 E-Mail:isk@szj.jp



このページのTOPへ