6月23日(土) 〜つづき〜
◇陶芸 〜つづき〜
思い思いに形を作っていった結果、色々な大きさ・形・模様が出来上がりました。どの器も一つとして同じものはありません。世界に一つだけの器、焼き上がりが楽しみですね。
成形(かたち作り)が終わったら、おやつの時間をはさんで、仕上げの作業を行ないました。陶器は素焼きのままだと、水分が器を通り抜けて裏からにじみ出てしまったり、料理がしみこんで汚れが落ちにくくなってしまいます。そこで、草木を燃やして出来た灰を水で溶かした物を表面に塗っていきます。これを釉薬(ゆうやく)と言って、高温で焼くとガラス質に変化するのです。
釉薬塗りの作業は2チームごとに分かれて交替で行ないました。釉薬塗りを行なっていないチームは、制作に使った道具と会場の清掃を行ないました。
使った部屋の掃除を担当した2チームです。広いブルーシートの端から端まで雑巾掛けを行なったのですが、一大雑巾レースが始まり、ブルーシートはピカピカになりました。
◇夜の塾活動 〜ホタル観察〜
夜の塾活動では、ホタルの観察を行ないました。
寄(やどりき)地区のホタルは地元の方々の努力により復活したもので、当日はちょうど「ホタルの夕べ」という地域の催しが行なわれる中での観察となりました。そこで、出発前にホタルの生態を学習してホタルを思いやって行動することと、自動車に注意したり他の人たちの迷惑にならないよう行動することを約束しました。その後、20分ほど歩いたところにある寄(やどりき)自然休養村へ向けて出発しました。
この日は、「乱舞」とまでは言えませんが、多くのホタルが飛び交う風景を満喫することができ、塾生たちも小さなホタルが放つ強い光に見とれていました。彼らの心にも何かが残ったことと思いますが、里山に共に棲んできた仲間として、ホタルも人間も安心して暮らせる環境をいつまでも守りたいものですね。

前のページへ       このページのTOPへ       次のページへ