女子第７ステージ

６月１６日（土）～つづき～
◇コロッケづくり　～つづき～
釜焚き当番も塾生に行ってもらいましたが、塾頭さんも蒸かしあがりをチェックしました。均一な蒸かしあがりに塾頭さんも満足そうです。
	こちらはみじん切りにしたタマネギとひき肉をまぜて炒める担当です。炒める手つきもなかなかさまになっていますね。　タマネギをみじん切りにする係、キャベツの千切りやキュウリを切る係も役割分担して行ってもらいました。
蒸かしあがったイモは熱いうちに皮をむいてバットの中でマッシャーという道具を使ってつぶします。これをタマネギとひき肉を炒めたものとよく混ぜます。
	いよいよ成形です。人数分にきれいに分け、俵型に握っていきます。しっかりと握っておかないと崩れてしまうので、ここでもきちんと丁寧に行うことが大切です。　このあとは、調理師さんに揚げてもらいました。
彩りよく盛り付けたら、いただきまーす！　収穫したての、旬の野菜をふんだんに使って、自分たちで料理したのですから、おいしくないはずがありません。
◇ホタル観察
自然塾から徒歩15分ほどの休養村周辺では、6月中旬から7月上旬にかけてホタルが飛ぶのを見ることができます。ホタルはその1年の一生のうち、わずか1週間ほどだけ、次の世代に命をつなぐため精一杯光を放って飛び回り、一生を終えるのです。そうした命の営みを神聖な気持ちで、ホタルや他の見学者の邪魔にならないよう、そっと見てみましょう。
乱舞とまでは行きませんでしたが、この日は常に数匹以上の光が見られ、良い観察ひよりでした。塾生たちも、ホタルの流れる光を見て、自然の尊さを感じたことでしょう。　ホタルを見ながら川原で撮影した一枚です。
◇リーダー会議
第５ステージから各リーダーに交代で会議の司会進行を勤めてもらっています。今回はCチームのリーダーが司会進行を務めました。今回はチーム内の悩み事が議題にあがりました。自分ができることが相手もできるとは限らないので、相手の立場に立って行動してみたらどうか、というアドバイスを塾頭さんからいただきました。
６月１７日（日）
◇親子大会塾生企画
親子大会の塾生企画は、①塾生の自主性を養う、②チームを超えた仲間作り、③企画実践力を養う、④他者の気持ちを考えるきっかけをつくる、ことを目的としています。塾生たちは、普段一緒に行動しているチームを離れた仲間を募ってグループを作り、いかに保護者、家族、他の塾生に楽しんでもらうか、自分たちで企画を練り、準備をします。
	土曜日昼間に川原で行う企画１グループ、土曜日夜に塾舎周辺で行う1グループ、日曜日午前中に塾周辺で行う２グループの計４グループができました。各グループではさっそく具体的な企画の計画の中身を考えていました。
◇チーム農園作業
時間は短かったですが、各チームは役割分担を行って、作物の世話をしてあげました。
カボチャにたっぷりの敷きわらをし、ウドンコ病の出ている葉には灰を撒いて、一生懸命世話をしていました。これだけ愛情をかければ、立派なカボチャができるのではないでしょうか？
	チーム農園のトマトも芽かき、誘引が必要ですね。昨日、共同農園で行った様にチーム農園のトマトにも世話をしてあげました。
◇ステージのまとめ
ステージの終わりにあたり、塾頭さんからまとめの話がありました。
今回ジャガイモを収穫しましたが、植えつけたときの種芋50-60gが10倍近くになりました。これは皆さんやスタッフの世話のお陰でもありますが、お日様や土など大自然のお陰です。自然は大切なものです。山に行ったとき、都会にいるとき、それぞれ自然を考えた行動を取ることが自然に対する恩返しになります。　また、今回収穫したジャガイモを使ってコロッケにして食べました。さっきまで畑で生きていたものです。その命を絶ってまで我々に生きる力を与えてくれるのです。いただきますとは、命をいただきます、という意味です。ものを粗末にしないこと、作ってくれた人に対して感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。

　編集後記：
　今回のステージは、梅雨入りしたはずなのに真夏のような陽気に恵まれました。
　その好天のもと、第１ステージで塾生たちが植えつけたジャガイモの収穫に加え、第２ステージで播いたダイコン、第３ステージで植えつけたキャベツ、第４ステージで植えつけたキュウリも収穫できました。土曜日の夕食では、そのジャガイモ、キャベツ、キュウリを自分たちで料理していただきました。また、土曜日の夜には、一年のうちこの時期しか見られないホタルの飛ぶ姿も観察できました。まさに自然の恵みを目いっぱい堪能できたステージでした。
　収穫は作物に対する世話のお陰でもあると同時に、何よりも大自然のお陰です。今回満喫した収穫や自然の神秘を当たり前と思わずに、自分たちの努力を振り返ると同時に、作物や自然を守り、育てようと努力してきた人たち、おいしいコロッケを作るために努力してくれた人々に対する感謝の気持ちを忘れないで欲しいと思います。また、塾生たちには、その感謝の気持ちをぜひとも行動に移せるようになって欲しいと思います。

T．K．

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