ステージテーマ：「収穫したジャガイモを使って、チームで協力してコロッケを作ろう」
　共同生活の目標：「今までの目標の中から1つ選ぶ」→「何事も心を込めてきちんと丁寧に作業をする。」

　3月の第1ステージにおいて、塾生にとってはじめての本格的な農作業となったジャガイモの植え付けから、早くも3ヶ月がたちました。今回のステージでは、そのとき植え付けをしたジャガイモの収穫を行いました。また、収穫したジャガイモを使って各チームでコロッケ作りをしました。そのため、「収穫したジャガイモを使って、チームで協力してコロッケを作ろう」というステージテーマを掲げて活動しました。また、共同生活の目標は6ステージまでの共同生活目標から今回のステージの活動内容に合った目標を塾生に選んでもらうことにしました。

６月１５日（金）
◇夜のつどい〜及び就寝前の時間〜
ステージのはじめに、まず塾頭さんよりお話がありました。皆さんの食べているものは旬のものです。今回、自分たちが植えたジャガイモがどのくらいになったのか、しっかり観察してください。また、収穫したジャガイモを使い、食当で学んだことを生かして、おいしいコロッケをチームで協力して作ってください。また、先週の男子ステージでリコーの近藤社長がお見えになり、雨の中カッパを着て、塾生と一緒に麦刈りをしました。社長は昔農業の手伝いをしていたそうです。社長は１．人のせいにしない。２．言い訳をしない。３．頑張る。努力する。という３つを心がけて過ごしてください、とお話しいただきました。一生懸命やると早く上達するし、好きになり、いい結果がでます。何事にも一生懸命にやり、やり始めたら最後までやりきる。ぜひそういった心構えをもってこのステージを過ごしてください。
	共同生活の目標を決めるにあたって、まずいままでの目標を振り返りました。 　今回はこれから長い間食材としてお世話になるジャガイモを扱うこと、コロッケ作りでもきちんと丁寧に作業をすることが大切なことから、共同生活目標は「何事も心を込めてきちんと丁寧に作業をする。」となりました。 　Dチームのリーダーが全体の司会進行役として頑張ってくれました。お疲れ様でした。
第11ステージには親子大会が予定されています。市村自然塾関東では、毎年塾生による親子大会企画を行っています。日曜日に話し合いの時間がありますが、塾生たちは考えてきたアイデアをさっそくホワイトボードに貼りだし、仲間を募っていました。
６月１６日（土）
◇共同農園作業　〜ササゲの種まきとトマトの世話〜
梅雨入りしたはずが、雲ひとつ無い夏のような陽気となりました。まずはササゲの種まきとトマトの世話を行いました。
	ササゲはお赤飯やあんこ、お汁粉などになります。 　畑に敷いた目安ひもに沿って、等間隔に種の穴を開けていき、一粒一粒丁寧に播いていきます。全部播き終わったら、しっかり土をかぶせ、鳥よけのキラキラテープを張って種まきは終了です。
男子が植えてくれたトマトですが、背丈をぐんぐん伸ばし、支柱から離れて倒れ掛かっているものがたくさんありました。そのため、みんなで誘引作業を行いました。女子塾生が共同農園でトマトの世話をするのは今回が初めてですが、ナスやキュウリの世話を思い出し、手際よく世話をしていました。 　芽かき作業は数日前にスタッフが行っていましたが、説明を受けると新たに出ている芽をかいてくれる塾生もいました。
◇おやつ
	ジャガイモの収穫はこの後ですが、先週男子が掘ってくれたジャガイモを使った蒸かしイモがおやつで出されました。おいしいおイモを食べながら、これからの収穫に期待がふくらみますね。
◇共同農園作業　〜ジャガイモの掘りあげ〜
いよいよジャガイモの掘りあげです。第1ステージになれないクワを使って溝を切り、植え付けて、芽かき、追肥、土寄せをしたジャガイモがどれだけ実っているか楽しみです。 　株を引き抜き、その後株元を道具を使わず手で掘る「探し掘り」で掘りました。きちんと丁寧に掘らないとイモを傷つけてしまいます。 　また、植えたときの種イモの平均重量60gからどのくらいのイモが取れたかも量ってみました。1株あたりでとれたイモの重さは、500gくらいから1kgを超えるものまで、8倍から15-6倍にもなっていました。 　掘ったジャガイモは午後まで畑の土の上で乾かしておきます。こうすることでイモの表面が固まり、長期保存ができるようになるのです。
全部で5種類のジャガイモを収穫できました。あちらでもこちらでも、掘りあげたイモを前に充実感に満ちた塾生たちの顔を見ることができました。
	ジャガイモの地上部はそのまま畑においておくと病気の原因となるので運び出します。大きな袋いっぱいの茎葉を仲間と協力しながら、一輪車を使って運びました。