6月3日(日)
◇朝食前の瞑想
 日曜日の朝食前には、正座で姿勢を正し、自然の音に耳を傾けたり、季節の移り変わりを感じながら精神を集中させる時間です。
 今回は3分間瞑想を行いました。しっかり集中して瞑想できている塾生もいれば、1・2分を過ぎると我慢できず動いてしまう塾生もいて、集中力や我慢する、努力するという点で差が見られました。この差を広げられないように頑張りましょう。
あしおとツアー 〜ナスの整枝、キュウリの誘引、追肥、土寄せ〜
 日曜日最初の活動は、第4ステージに植え付けたナスとキュウリの世話です。植え付けてからまだ一度も足を運んでいないので、まず観察をしてから必要な世話をしました。
 ナスはすでに、多いものでは3つも花を付けていました。
 ナスは、『整枝』という世話をします。整枝とは、余分な芽を欠いて枝を整えることで、日当たりや風通しをよくすることです。塾生には、一番花の下から出る2本の枝はそのまま残し、その下のわき芽を全て欠き取るという作業をしてもらいました。
 整枝後は、追肥と土寄せも行いました。
 
 キュウリも花を咲かせ、ホットキャップから飛び出すほど元気に生長していました。早いものはすでに20cmほどの実をつけています。
 キュウリは、まずホットキャップを外し、あらかじめ張っておいたネットに誘引を行いました。これは、キュウリがまきひげを使って上へ上へと伸びていけるようにです。
 だいぶ大きく生長しているため、一人が抑えていないと倒れてしまいます。二人組になって作業を行いました。
 誘引後は追肥も行いました。
◇チーム農園
 今ステージ最後の活動はチーム農園作業です。どのチームも種まきや植え付けがほぼ完了し、今の時期は必要な世話や害虫、病気、鳥獣対策で大忙しです。
 「もう爆発しているよ〜」と嬉しい叫びです。
 今回もリーフレタスが大量に収穫できました。
 このチームでは、カボチャの葉っぱがウドンコ病にかかってしまいました。すると早速草木灰を持ってきて葉っぱやその周辺にまき、早急に対応していました。素晴らしいですね。
◇ステージのまとめ
 ステージを終えるにあたり、塾頭さんから振り返りも交えてお話がありました。
 今ステージは『心を込めてきちんと丁寧に作業しよう』という目標でやってきましたが、なぜ『きちんと丁寧に』やらなければならないのか…それは、いい加減にやれば何事においても上達しないし、心までいい加減になってしまうからです。そういう人間は誰からも信用されません。
 残りはあと12ステージしかありません。『後悔先に立たず』
 悔いのないように、ひとつひとつの活動や作業を大切にしていきましょう。

 編集後記:
 今ステージは、ステージテーマ「人と自然に感謝して、コムギ一粒一粒を大切に収穫しよう!」ということで、5期生から譲り受けたコムギを無事に収穫することができました。このコムギは、約1ヶ月間干して乾燥させ、その後脱穀して製粉、親子大会でようやく私たちの口に入ります。お金を出して買えば早い話ですが、こうして手をかけたものは買って口にするものよりも何倍も美味しく、また、心から大事に味わえるものです。今年も美味しいそうめんが出来上がることでしょう。楽しみですね。
 また、共同生活の目標『心を込めてきちんと丁寧に作業しよう』
では、コムギの収穫はもちろん、掃除や他の農作業でも意識して取り組んできました。今ステージで3分の1ステージが終了したことにもなりますが、塾生は入塾してから沢山のことを学び、覚えたことと思います。それをさらに「心を込めてきちんと丁寧に」、そして繰り返し行うことで、いつしか塾生自身の体にしっかりと身につき、卒塾する頃には自分のものとなっていることでしょう。これは何よりの財産だと思います。また、ひとりひとりの表情が変化してきたのも、様々な活動を経験したことで自信がついた証拠ではないかと思います。さらにたくましい顔つきへと変化してくれるよう、これからも塾生に寄り添っていきたいと思います。
                                                                   M.S.

 ご意見、ご感想等ございましたらこちらまでおよせください。→ E-Mail:isk@szj.jp

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