ステージテーマ:「先人の知恵であるお味噌作りに挑戦しよう」
 共同生活の目標:「何事も心を込めてきちんと丁寧に作業する」

 今ステージはお味噌作りを行います。お味噌に関わらず醤油や納豆、お酒や漬物など発酵食品は我々日本人には欠かすことのできないものです。それは私達の先人が人から人へ語り継ぎ、より良い方法を研究して我々に伝えてくれた宝物です。それを体験できるのなんて幸せなことでしょう。お味噌も地方や家によっていろいろな作り方があるそうですが、お味噌を作って20年以上というボランティアの先生を今年もお迎えし、先生オリジナルのレシピでお味噌作りに挑戦しました。

 またお味噌は今日作って明日食べられるものではありません。じっくりと半年以上熟成させてはじめて食べることができます。いい加減に仕込めばそれはきっとカビだらけで美味しくないお味噌になり、きちんと丁寧に作業すれば世界一美味しいお味噌が出来上がることでしょう。そこで共同生活の目標を『何事も心を込めてきちんと丁寧に作業する』とし、お味噌作りだけでなく普段の塾生活の中でも心がけて生活しました。

5月25日(金)
◇夜のつどい
 第6ステージを始めるにあたり、塾頭さんからお話がありました。
『自然塾は農業の後継者を育てているところではありません。農業からは何事も自分の思い通りにはならないことや努力の結果得られる達成感を、身の回りのことを全部自分たちでやることで、普段それらの仕事をしてくれている人の気持ちや大変さを学んで欲しいと思っています。また大勢で共同生活する中では基本的な礼儀作法やマナーを身につけて欲しいと思っています。』
今ステージでちょうど全18ステージの3分の1が終わったことになります。今までの塾生活を振り返って、自分はどんなことができるようになって、どんなことがまだできないのか振り返る時間をとりました。
できるようになったことは共同生活の目標である「きちんと丁寧に」出来るようになりましょう。自分から進んで繰り返しやることで、いつの間にか自分の身につくでしょう
今ステージは運動会のため参加者がとてもに少なく、Aチームは3人でのスタートとなりました。広い部屋に3人は少し寂しいですね。
5月26日(土)
自然塾近くの森の茂みに小鹿がいるのが発見されました。まだ人間を怖がることも知らない小鹿。お母さんはどこに行ったのでしょうか?塾生達はとても心配そうに見つめていました。
◇あしおとツアー 〜ゴボウ・ニンジン・ダイコン・キャベツ・レタスの追肥土寄せ〜
今ステージはコムギの収穫をする予定でしたが、まだコムギの色づきが足りないため次ステージに見送ることにしました。コムギの中にビール麦が一本混ざっていたので農業指導の先生に紹介してもらいました。
次に初めて使うことになる「カマ」の使い方を習いました。カマはとても便利な道具ですが、間違った使い方をしたら怪我をしてしまうかもしれない大変危険な道具です。初めにしっかりと正しい使い方を身につけましょうね。
第2ステージで種まきしたダイコンは、こんなに大きくなりました。伸びた草をとって、追肥と土寄せをしてあげました。
第3ステージに植えつけたキャベツは、もう葉っぱの中心が巻いてきていました。ここでも草をとり追肥と土寄せをしました。いつもは防虫ネットで囲ってあるのですが、ネットを取ったとたんにモンシロチョウが飛んできていました。チョウの生きるための能力には驚かされます。

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