ステージテーマ:「安全(危険)を知る」
 共同生活の目標:「人の話を聴く」

 第1ステージから2週間がたちました。金曜日の朝には遠くの空で雷が鳴り、確実に春が来ていることを知らせていました。季節が移り行く中、それぞれの塾生はこの2週間どんな気持ちで過ごしていたのでしょうか?
 今回のステージでは避難訓練や危険予知訓練を行いました。これからの塾活動で、農作業や共同生活の中には危険なことにつながる様々な場面に出くわす事があります。間違えると大きな怪我につながるので、今回のテーマは「安全(危険)を知る」としました。また、安全に作業を進めるためには注意深く「人の話を聴く」ことが重要なので共同生活の目標として掲げました。

3月30日(金)
◇夜のつどい
 第2ステージを始めるにあたり、塾頭さんからお話がありました。
 「第1ステージと比べるとずいぶんと明るくて元気がいいです。ただし元気なことと、ふざけていることは違います。みんなは、この塾に何をしに来ているのでしょうか?よく考えてみてください。また、前回の活動中整理整頓が出来ていない人がいました。部屋が散らかっていると危険があることです。普段の生活の中での整理整頓が大切です。また、今回も前回に引き続きあいさつの目標を忘れずに心がけてください。」
 次にステージ担当より、翌日の予定と共にゴボウの種を水につけると発芽しやすくなる話がありました。種を播いて水をやるだけでは無く、作物を育てる工夫を知る事が出来たのではないでしょうか?
3月31日(土)
◇避難訓練
 災害時の避難経路を知り、安全に速やかに避難できるようになるために、避難訓練を行いました。塾生が2階の塾生室にいる時に大きな地震が発生し、厨房から火災が発生したという想定で、訓練を実施しました。
 塾生たちはすぐにガラスから離れ柱の多い入口付近に速やかに集まりました。その後、スタッフの指示の元、速やかに塾庭へ避難しました。
 スモークマシンで煙を焚いて臨場感あふれる体験をしました。
 消火器の訓練も行いました。
「火事だ!」と大きな声を出して周囲に知らせることがポイントです。塾庭に塾生たちの大きな声が響きました。

 実際に使う場面に出くわさない事が一番良いのですが、体験として行いました。 
◇危険予知訓練
 共同生活の中の危険を知るために危険予知訓練を行いました。
 まずはチームごとでイラストを使って危険だと思う場所を探してもらいました。イラストの中で危険だと思われるところを見つけ出し、それがどういう怪我につながるのか、なぜ危険なのかを考えてもらい、その危険を避けるためにどのようなことをすればいいか対策も考えてもらいました。
 次に実際に塾庭で危険だと思われるところを同じようにして、見つけ出してもらいました。わかりやすいイラストとは異なり、危険がわかりにくいのですが、塾生たちは「もし、遊んでて突っ込んだら…」などと想像力を発揮していました。
 各チームで見つけた危険を発表し、みんなで確認しました。

 最後に、今は危険を探そうという心でいるから見えているものも、遊びに夢中になってしまうとどうだろうかと塾生たちに投げかけてみました。「気をつけながら遊ぶ!」「夢中になり過ぎない。」との答え。出来るかどうかはわかりませんが、考えるきっかけにはなったのではないでしょうか?

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