11月25日(日)
◇瞑想の時間
日曜朝食前の正座の時間もいよいよ最後となりました。入塾時は1分間から始まり殆どの塾生がじっと座っていられませんでしたが、今では5分間塾生全員が姿勢を崩すことなく座っていられるようになりました。これも忍耐力、集中力が身に付いたからでしょう。
◇大掃除 <塾舎内の共同場所>
最終日の活動は大掃除です。自然塾では毎朝掃除をしてはいますが、大掃除ではいつもやらないようなところまでしっかり掃除してもらいました。塾生たちはとても意欲的で、次々と自分で仕事を探し、共同生活目標の「発つ鳥跡を濁さず」をしっかり意識して活動していました。
洗面所下やお風呂の排水溝も8ヶ月間の汚れがたまっていましたが、すっかり綺麗になりました。
食堂の座布団も干して埃をたたき出しました。写真ではうまく伝わりませんが、ものすごい素振りでモクモクと埃が出てきていました。
普段出来ない高いところも綺麗に掃除しました。塾生たちは「1年でこんなに汚れるんだね!」とびっくりしていました。
◇大掃除 <塾生室>
続いて各チームの塾生室の大掃除を行いました。ここでも普段は出来ないベランダの苔落としや押入れの中、エアコンや窓のサッシまでしっかり掃除しました。
◇まとめ <塾頭のお話>
最終ステージ締めくくりに、塾頭さんからお話がありました。

「無事に誰一人欠けることなく最終ステージを終えられたのは素晴らしいことです。これは皆さんの家族の協力をはじめ、多くの人に支えられていたからこそです。どんな時も感謝の気持ちを忘れてはいけません。
自然塾では農作業や慣れない共同生活の中で、たくさんの苦労や困難があったでしょう。しかし皆さんはそれを乗り越えて最終ステージまで来れた。このことに自信を持ち、これからの人生で起こる困難にも立ち向かってください。
卒塾したら終わりではありません。自然塾で学んだことを忘れず、陰日なたなく励むこと。明日からがスタートだと思ってください。」
◇塾生室の最終確認・挨拶
すっかり綺麗になった塾生室で挨拶し、解散しました。
◇おわりに

編集後記:
 雨天が続き思うように活動できなかったり、なかなか全員が集まるステージに恵まれなかった女子塾生ですが、最後のステージに28人の塾生が全員集まり、こんなに素晴らしい集合写真を撮ることが出来ました。今ステージは「発つ鳥跡を濁さず」と目標の元活動してきましたが、この笑顔のようにまっすぐに農作業や塾活動に取り組み、しっかりと後片付けをしていってくれました。
 ある塾生が塾頭さんのお話を聞いて、塾生手帳にこう書いてありました。
『最後だけどスタートです』。
自然塾は終わってしまったけれど、自然塾で学んだことは皆の心の中で続いています。明日からすっかり忘れて生活するか、意識して生活するかはみんな次第です。また8ヶ月間共に生活し同じ釜の飯を食べた仲間は一生の宝物です。今までのように2週間に1度は会えなくなりますが、いつか、一回りも二回りも成長した第6期生の皆さんに会えることを楽しみにしています。

M.K.

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