11月17日(土) 〜続き〜
◇塾活動 <餅つき>
 午後からは、いよいよ餅つきの始まりです。5月に種を播いた陸稲(オカボ)を世話して育て、収穫・乾燥した結果、立派なもち米となりました。このもち米を蒸かして餅をつきます。今までの塾生活の集大成として、気合いを込めてお餅をつきましょう!
珍しく真剣なのですが、どこか頼りない感じがします。バンダナの巻き方に締まりが無いのかな?  
流石は中学生。迫力が違います。でも勢い余って餅を反す先生を叩かないでね。
もち米は、釜戸で蒸籠(セイロ)を使って蒸かします。
つきあがった餅は、食べやすい大きさに丸めます。また、餅につけて食べる具材も加工しました。
◇おやつ
餅つき後のおやつは、もちろん、つきたてのお餅です。お餅につけて食べるのは、塾で育てたダイコンをすりおろした大根おろし、塾産ダイズで作ったきな粉、それに塾産ゴマ入り砂糖醤油です。
タマネギ苗の植え付け
 タマネギは、年間を通して使われる、お馴染みの食材です。自然塾では毎年11月から12月にかけて苗を植え、6月に収穫して食材として使っています。今回、塾生には、来期の塾生が食べることになるタマネギの苗を植え付けてもらいました。
塾生たちは3人ずつ組みになり、スタッフの張ったマルチ(農業用ビニール)に、1人が穴を開け、2人が一株ずつ丁寧にタマネギの苗を植えていきました。地道で根気の要る作業でしたが、忍耐力のついた塾生には大して苦にならなかったようです。
コンポスト堆肥の投入
 コンポストは残飯などを専用バケツの中で発酵させて作る堆肥の一種です。自然塾では食事当番が調理の傍ら、野菜くず(残飯ではなく野菜の皮や芯)を微塵切りにして微生物の粉と一緒にバケツに入れるところまでを塾生が作業しています。3週間から1月したら、スタッフがそれを畑に設置してある大きなコンポスト容器に移し替え、今度は土と一緒に発酵させます。それを冬の間に開封して畑に投入する堆肥として使っています。今回、塾生には、完成したコンポスト堆肥を畑に投入する作業を行なってもらいました。
まずは地中に4分の1ほど埋まった緑色の大きなコンポスト容器を掘り出します。容器を外せたら内容物をスコップで畑に運び出します。単純ですが、キツイ、汚い、人の嫌がる作業です。しかし塾生は誰も文句を言わず当然のように作業します。確かな成長を感じました。
残りの塾生は鍬を手に畑に撒かれた堆肥を鋤きこみます。そして、6期生男子塾生にとって、これが最後の共同農園作業でした。日が短くなり、作業後の道具の洗浄時には薄暗くなっていましたが、最後までキチンと片付けることができました。
◇夜の塾活動 <荷造り>
塾での生活は今回で終了です。そこで、夜の塾活動の時間には、卒塾式の進行説明・宅配伝票の記入・各自の荷造りを行ないました。衣装ケースの荷物の片付けには皆、手を焼いているようでした。

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