11月10日(土) | |
◇夏野菜の片づけ | |
予定していたムギの種まきは畑の土の状態が悪いために次ステージに延期して、残った夏野菜(オクラ、エンサイ、モロヘイヤ)の片づけを行いました。 | |
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おいしく食べた野菜ももう実がならなかったり、葉がかたくなってしまいました。今までおいしい食材を提供してくれた感謝の心を持って片付けました。 「見て〜!!」 この塾生が片付けているのはオクラです。見てくださいこの大きさ。塾生の背丈の倍くらいありました。 |
たくさん出た残渣を抱え畑の外へ運び出します。おかげで畑はきれいになり、次の作物を植えられる準備ができました。 | ![]() |
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立冬も過ぎて日も短くなりました。もう5時近くなるとあたりは暗くなり気温も下がって寒くなります。そんな中、使った道具をしっかり洗います。水も冷たくなりましたがきれいに洗いました。おつかれさまでした。 |
◇夜の塾活動 〜作文〜 | |
卒塾間近になった今回、今までの活動を振り返って作文を書いてもらいました。テーマは塾で体験したことをどう感じ、学んだか。また、今後どのように生かしていきたいか。 塾生たちは原稿用紙に向き合って真剣な表情で書き進めていました。たくさんの思いを書き綴ったのでしょう。 |
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◇共同生活の振り返り | |
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1日を振り返って各自に共同生活の振り返りをしてもらいました。各自で振り返り、個人の達成度と個人から見た全体の達成度がどのくらいできているか評価してもらいました。結果は割と高評価。しかし、スタッフから見た態度行動は決してそうは見えませんでした。思うだけで行動に移せていないのではないか?本当に一つ一つの行動が丁寧に行われているのか。しっかりと見直してほしい点があったことを伝えると思う節があるのか塾生たちも真摯な表情で聞いていました。 |
11月11日(日) | |
◇共同農園作業 〜お土産キャベツの収穫〜 | |
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12ステージで植え付けたキャベツを収穫しました。どれもおいしそうにですね。おうちの人とおいしく食べてくださいね。 |
◇チーム農園作業 | |
チーム農園も残すところあと1回。それまでに畑の作物を収穫して、第1ステージのようにふかふかに耕してもらいます。今回から片付けられるものはどんどんと片付けていきます。 | ![]() |
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収穫も順調に進んでいます。カゴにいっぱいの野菜を収穫して誇らしげに見せてくれました。 |
◇おわりに | |
いつものように塾頭さんからお話がありました。 「17ステージも終わり、あいにくの雨でしたが思い出に残ったステージだったのではないでしょうか?味噌の出来もよかったし、ごった煮汁もおいしかったですね。これからも17ステージまでの間ずっとやってきたすべてのことを卒塾しても続けてください。身につけるということは、動作をするだけではなく心をこめることが大切です。そうしなければ、同じことを繰り返していてもいつになっても身につくことはないでしょう。そして、物を大切にすること。今の世の中お金さえあれば何でも手に入る。なんでも簡単に手に入るものだと思ってしまう。これはある意味仕方のないことかもしれません。昔は物がなかった。1つのものを手に入れるのに苦労をしました。だから手に入れる喜びもあった。すると物をとても大切にするのです。本当に大切に思えるのです。物を粗末にする人は人を大切にする心が育ちません。物を大切にすると人をも大切にできる。お陰さまの心を大切にしてください。」 |
編集後記:
今ステージもまた天候に恵まれませんでしたが、収穫祭を通じて自然の恵みを十分に感じることができたことと思います。塾生たちは自分たちで作ったごった煮汁を率先してみんなにつぎ分けたり、何度もお代わりをしたり、最終的には鍋の中が空になってしまうチームがほとんどでした。感想を聴くと、どのチームも「自分のチームが最高!」と答えていました。これも、自分たちが育ててきた野菜や味噌、そしてチームが協力して1つのものを作り上げた、思いをこめた結果の表れだと思います。
また、共同生活目標に対しては少し難しいように感じました。塾生たちはおそらく心の中ではとても「感謝」をしていたと思います。しかし、他の人から見れば思っていることは見ることができないのです。思っていることを行動に移すことや表現することができて初めて他人に伝わるのです。これから先、思うだけでなく自分から率先して行動してもらいたいです。
K.M.
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