11月3日(土) 〜つづき〜 | |
◇コムギの種まき | |
![]() |
コムギは1期生から毎年、卒塾を間近にした塾生が来期の塾生への贈り物として播いている作物です。 6期生も第6−7ステージで刈り取り、そのコムギは親子大会の流しひやむぎをはじめとして、塾の食卓に度々登場してきました。今回播く小麦も順調に育てば、来年6月ごろに収穫でき、7期生の親子大会以降の食卓で活躍するはずです。 コムギの種まきは細かな作業で、忍耐強さが必要とされます。感謝の気持ちを込めて丁寧に作業しましょう。 |
◇卒塾式の歌の練習 | |
月日のたつのは早いもので、卒塾式まであとわずかとなりました。そのため、卒塾式で歌う歌の練習を行いました。ピアノの伴奏はピアノを得意とする塾生が行ってくれました。 | ![]() |
◇作文 | |
![]() |
卒塾を間近に控えた17ステージでは毎年作文を書いてもらっています。作文のテーマは、「自然塾でいろいろなことを体験し、何を感じ、何を学んだか。そして、それを今後の生活にどのように活かしていくつもりか。また、将来の夢について」です。 原稿用紙に、それぞれの思いを書き出しました。あらためて塾生活で出会ったこと、困難、充実感などを振り返り、またそれを将来にどのようにつなげていくか、まとめる機会になったと思います。 |
11月4日(日) | |
◇キャベツの収穫(及び、相撲大会学年別優勝者のサトイモ収穫) | |
共同農園のキャベツは、自然の力とみんなの世話のかいあって、とても立派なものになりました。 今回は御土産に1人1株づつ収穫して持ち帰りました(左下)。 また、相撲大会の学年別優勝者は、キャベツの収穫に引き続き、キャベツ畑の隣の畑で景品のサトイモを収穫しました(右下)。 |
|
![]() |
![]() |
◇チーム農園作業 | |
今ステージを入れて残りあと2ステージ、夏の終わりに植えた野菜も収穫時期を迎え、おいしそうなカブ(左下)をはじめ、たくさんの収穫がありました。 また、ピーマンは株は元気ですが、季節的にさすがにあまり実をつけなくなりました。そのため、抜いて片づけをしたチームもありました(右下)。他にも空いた土地を耕すチームもありました。 今ステージ、来ステージでチーム農園は、残っている作物全てを収穫し、更地にして塾に返却します。 |
|
![]() |
![]() |
◇おわりに 〜塾頭さんのお話・共同生活の目標振り返り〜 | |
まず塾頭さんからお話がありました。 今私たちはお金さえあれば何でも手に入ると思っています。その証に忘れ物が多いです。ものを大切にする心が欠けています。 しかし、昔は貧しくそんなにものが簡単に手に入りませんでした。だからこそ、お天道様、大地・自然、周りの人々に対する、おかげさまの心を忘れませんでした。皆さんも長い人生をおかげさまの心を忘れないで過ごしてください。 また、自然塾で掲げている3つの心と2つの力はとても大切なものです。折に触れ思い出していってください。 |
|
共同生活の目標振り返りは土曜日の夜と日曜日昼に行っています。 今ステージは全員で共同生活目標を立てているので、自分はその目標をどの程度達成していたか、自分から見て、全体はその目標をどの程度達成できたかを評価してもらい、何人かにはその理由を発表してもらいました。 今回塾生が決めた「何事も心を込めてきちんと丁寧に作業する」は、ややもすると漠然としがちな目標でしたが、さすがに17ステージともなると、できたところ、できていなかったところを把握しているようでした。できていなかったところの反省を謙虚に受け止め、より成長していってください。 |
![]() |
編集後記:
今ステージの中心的イベントとなった収穫祭は、6ステージで仕込んだ味噌を開封して出来上がりに対面し、大地の恵みとお世話になった方々への感謝をし、今まで塾生活で培った力を存分に発揮し、大地の恵みを受けつつ自分たちが育てあるいは作った野菜、味噌、コンニャクなどを使って料理を行い、健康に成長した証を存分に奉納相撲でぶつけます。幸い天気にも恵まれ、塾生たちは存分に大地の恵みを堪能し、自分たちの培った力を発揮することができました。
共同生活の目標は、「何事も心を込めてきちんと丁寧に作業する」を塾生で決めました。それゆえに、この目標を意識して行動している場面も数多く見られました。しかし、最初は意識しても長続きせず、最後までやり遂げられなかったり、他の事に気を取られたりする場合も度々見られました。ただ、振り返りの場面では、ほとんどの場合、本人はできなかったことを自覚していました。最後までできるように集中力を途切れさせないことはもちろんですが、意識面では塾生たちは確実に成長しているのではないかと思われました。
残りわずか1ステージとなりました。塾生たちには、ここまでで得たことをそれで終わりにするのではなく、次への足がかりにしてステップアップして言って欲しいと思います。
T.K.
.
ご意見、ご感想等ございましたらこちらまでおよせください。→ E-Mail:isk@szj.jp