ステージテーマ:「自然の恵みに感謝し、野外調理で各チームの味を楽しもう!」
共同生活の目標:「これまでの目標の中から塾生全体で1つを選ぶ」→「何事も心を込めてきちんと丁寧に作業する。」

 秋も深まり、さまざまな作物が収穫時期を迎えています。作物が無事収穫できるのは、塾生やスタッフで一生懸命世話をしてきた結果でもありますが、何よりもお天道様、大地、水、とそれらをとりまく自然のおかげであり、活動を支えてくれた多くの方々のおかげでもあります。
今ステージでは、今まで学び身に着けてきたことを十分発揮して、そうした自然やお世話になった方々に感謝しようということで、収穫祭を行うことから、「自然の恵みに感謝し、野外調理で各チームの味を楽しもう!」というステージテーマを掲げました。
 共同生活の目標を自分たちで立てるのは、自分たちの課題を自分たちで認識し、解決するよう努力すること、そして、それを個人からチーム、全体へと対象を広げることで、自分自身がやるべきことを果たすと同時に、全体の中で果たすべき役割も見つけ、取り組むためのステップになると考えます。全員で決めた共同生活目標を守れるよう、お互いに意識しあい、声をかけあって達成できるよう頑張りましょう。

11月2日(金)
◇夜の集い
◇塾頭さんの話
 ステージを始めるにあたり、塾頭さんからお話をいただきました。
今回のステージでは、収穫祭を行います。これは自然からの恵みに感謝し、また、今まで学んできたことを発揮して心を込めて調理をしてください。残りはわずか2ステージです。皆さんが入塾式の際述べた抱負は出来ていますか?自然塾で掲げている3つの心と2つの力を思い起こしてください。これらはとても大切なことです。感謝の気持ちを持ってあらゆる場面で頑張ってください。
◇共同生活の目標話し合い
共同生活の目標は前回同様、塾生全員で決めてもらいました。

進行役を2人の塾生がかって出て、みんなの意見を聞いた結果、「何事も心を込めてきちんと丁寧に作業する」、「時間を守る」、「あいさつをする」、といった案が出ました。
「何事も心を込めてきちんと丁寧に作業する」では、収穫祭があり、感謝の気持ちを込めてきちんと丁寧に作業しなければならない、また、来期の塾生への贈り物のムギを心を込めてきちんと丁寧にまこう、「あいさつをしよう」では、収穫祭で感謝の気持ちを込めてお客さんを招くので、気持ちよくあいさつしよう、といった理由が挙げられました。

更に意見を出し合い、あいさつをすることは当たり前に出来ていなければならない、といった意見も出され、多数決の結果、「何事も心を込めてきちんと丁寧に作業をする」が今ステージの塾生全員の共同生活目標と決まりました。
11月3日(土)
◇収穫祭
最初に塾頭さんから、収穫祭の開催の言葉をいただきました。
今日は収穫祭を行いますが、昔は新嘗祭といって収穫に対する感謝の気持ちを表す行事がありました。なぜなら昔は現代ほど豊かではなく、自然の恵みがないと元気に生きていけなかったため、自然の恵みに感謝しました。
大切なものは感謝の気持ちです。今は何でも手に入りますが、それは昔の人たちが苦労して積み重ねてきたからこそ今があります。この収穫祭では感謝の気持ちをもって持てる力を発揮してください。

収穫祭は、味噌開封式、野菜の収穫・洗いと奉納、調理師さんへのお礼の言葉、野外調理、その料理を味わい、お世話になった方をもてなし、そして奉納相撲と続きます。
◇味噌開封式
第6ステージで仕込んだ味噌をいよいよ開封します。どのような味噌が仕上がっているか楽しみです。
味噌を仕込んだとき教えていただいた先生が、味噌開封式ということでお越しいただきました。

第6ステージで仕込んだ味噌は5ヶ月間熟成しています。皆さん塾生もその間ゆっくりと成長したはずです。
味噌樽をあけてみました。カビも少なくきれいな味噌が仕上がっていました。

表面のカビを取り(右→)収穫祭の料理で使う分をとって(下↓)、味見もしてみました(右下→↓)。

この味噌はまだ若い味噌ですので、もっと寝かせて熟成させるともっとまろやかな味になるはずです。

使う分をとった後は、また表面をきれいにならし、周囲をアルコールを含ませたペーパーでよく消毒して、ラップで密閉し、トウガラシを並べ、さらに寝かしておきます。
最後にお味噌の先生から、講評をいただきました。今年の味噌は大変きれいに出来上がっていて、皆さんが心を込めた成果が出ています。
◇野菜の収穫・洗い・会場設営    
まずは、収穫祭及びこのステージ中に使う食材を手分けして収穫して洗い、またかまど作りやテーブル・イス並べといった会場設営をしました。

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