9月29日(土) 〜つづき〜
◇夜の塾活動 〜俳句つくり〜
 雨の中ハイキングに行って、体験したことや感じたことを俳句にして読んでもらいました。5・7・5の短い文章の中に表現するのは日本独特技法です。
 季語や字余りなど気にすることなく、自由に考えて、その時の情景なども一緒に絵で表現してもらいました。俳句というよりも川柳ですね。
 出来上がったら一人ずつ前に出て発表しました。読み終わって、解説を聴く塾生から、「おお〜」とか「ほお〜」と共感している声が上がりました。
 スタッフも合わせて約30ほどが読まれましたが、全く同じものはありません。同じことを体験してきて、それぞれが感じたことが異なるのですね。しかし、どの句を読んでもその状況がありありを目に浮かびます。
◇チーム農園計画
 俳句発表の後、チーム農園の計画をしました。チーム農園作業の時間が短いため、すぐに作業に取り掛かれるようにしっかりと計画してもらいました。
9月30日(日) 
◇共同農園作業 〜オカボの収穫〜
 第5ステージに植え付けたオカボが実り、収穫の時期を迎えました。この日も雨で作業にはあまり適さない天候でしたが、次ステージまで畑に置いておくことはできないのでレインコートを着て作業を行いました。
   6ステージで行ったムギ刈りの時と同じ作業です。ただし、今回は雨の中の作業で、刈ることも結ぶこともやりにくい日となりました。
 それでも塾生たちは丁寧に作業を進めていました。
 結んだ稲は軽トラックの荷台に積まれていきます。このオカボは18ステージに餅になる予定です。畑にもトラックの周りにも一粒も残さないように丁寧に拾い集めました。
 オカボもムギと同様にベランダに干しました。軽トラックからベランダまで一列に並び稲を渡していきます。リズムよく運ばれどんどん干されていきました。
◇ステージのまとめ 〜塾頭の話〜
 「今回雨が降ってシダンゴ山の頂上までいけなくて残念でした。しかし、気持ちの持ちようによっては雨だからこそ見えた自然があったのではないでしょうか?晴れた日とはまた異なった自然に出会えたことがありました。雨でよかったと喜ばしく思える様、前向きに考えてみてはどうですか?楽しくなってくるでしょう。
人の話を聴くことは難しいです。大人でもなかなかできないことです。自分が話しているときにおしゃべりされたり、関係ないほうを向いていると感じが悪いと思うでしょう。礼儀、思いやりという点で考えるとわかるでしょう。」
 残りの活動も少なくなりましたが、心にとめて行動に打ちしてみましょう。

編集後記:
 今回は雨の活動でした。塾頭の話にもあったように雨だからこそ見えるもの、できることがあるでしょう。ハイキングの時にも男子の活動のときには見られなかったヒキガエルに会うことができ、森の中では木が傘代わりになってあまり濡れないという発見がありました。これらは、晴れの日では決して体験できるものではありません。たまには雨の日に家の近くを歩いてみるのもよいのではないでしょうか?何か新しい発見があるかもしれません。
 共同生活の目標について、各チームとものさまざまな話が出てきました。「自分自身で気をつける」、「自分自身はできる、チームのメンバーができないときには注意をする。」そんな意見が出ました。しかし、頭でわかっていてもその場になるとなかなかできないものです。時々自分自身を振り返ってわかっているけどできない自分を見つめなおしてください。
 最後に、塾頭の話を塾生たちが手帳にメモを取る習慣が付いてきました。素晴らしいことです。その中である塾生は、塾頭の話を書き留めることと、それについて自分なりの考えや行動指針を書いていました。ただ聴いているだけでなく内容をよく理解している表れです。これは私自身も見習わなければならないと思いました。脱帽です。

K.M.

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