ステージテーマ:「自然を知り、己を知る」
共同生活の目標:「これまでの目標の中から各チームで1つを選ぶ」

 今回のステージは、塾舎の近くのシダンゴ山へハイキングへ行く予定でした。しかし雨が降ってしまい山頂まで行く予定を変更して、途中まで行き、雨の中の自然を感じてもらいました。自然塾の活動は農作業が主となっていますが、今回は畑だけでなくハイキングを通して山の自然を知ってもらい、この塾のある里山という場所を知ってもらいました。それと同時に自分も自然の中の一部であり、身近に自然がなくともかかわりを持っていることも考えてもらいました。
 共同生活の目標は前回と同様にチーム毎に決めてもらいました。

9月28日(金)
◇夜の集い
 はじめに塾頭から今ステージを始めるに当たってお話がありました。
 「前回のステージのゴボウ掘りは大変でしたね。でも、そのことを体験して、達成感や自分の体力を知ったと思います。今回は、塾のある里山の自然や、山の自然を知り、感じてください。明日は頑張って登って自然のことを学んでほしいです。『己(おのれ)を知る』ことは、自分自身をじっくりと見つめなおして、自分はどう感じてどう思うのか知ってほしい。自然の中において新たな自分を発見してください。」

 今回の活動を含んで残り5ステージとなりました。残りのステージも悔いのないように過ごしてください。
 塾頭の話に続いてチームごとに目標を決めました。

A:人の話を聴く B:人の話を聴く C:ルールを守る D:人の話を聴く

各チームの理由は「ハイキングに出かけた時に人の話を聞いていなかったり、ルールを守らないと危険だから」とか、「チームでできていない人が多いから」などと上げていました。
これらの目標は上げるだけでは意味がありません。守るために各自が何をすべきかも考えてもらい活動に臨みました。
9月29日(土)
◇シダンゴ山ハイキング
 この日は朝から小雨が降る天気でした。予報では時より強く降るようなので、山頂まで行くことを断念して昼食を持たずに途中で引き返す予定にしました。
 出発前に持ち物を確認して準備運動しました。気温も上がらずに少し肌寒い1日となりました。 
 ハイキングコース入口の看板をにしてコースを確認と、森に入る心構えを話しました。
「この森はある意味、野生の生き物たちの家なのです。みんなも知らない人が自分の家にどかどかと入ってきていろいろなものが荒らされると気分が悪いでしょ?」
森の中へお邪魔しますという気持ちで歩いてもらいました。
 雨の森は幻想的な霧で塾生たちを迎えてくれました。ある塾生は「映画の中の森みたい」と話していました。 

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