ステージテーマ:「気持ちを新たに再スタートしよう!」
共同生活の目標:「これまでの共同生活目標を見直し、塾生ごとに一つの目標を選ぶ」

 親子大会の後、大地の会(卒塾生の夏季キャンプ)をはさみ、3週間ぶりの活動となりました。塾生たちはそれぞれの夏休みを過ごし、真っ黒に日焼けをした塾生も多く見られました。
 塾の活動も今回が終わると残り3分の1となります。自然塾の畑では、夏野菜もそろそろ終わり、今回のステージから秋の作付に取りかかります。塾生たちのチーム農園も秋野菜を植え付ける時期に来ています。親子大会の企画も終わり、夏休みも終わることから、いろいろな意味で初心に帰って活動をしてもらおうということで、上記のステージテーマのもと活動を行いました。
 また、共同生活の目標は前回同様に各自で目標を立ててもらいました。

8月31日(金)
◇夜の集い
 夜のつどいでは、塾頭さんの話、ステージの予定の説明、ステージテーマについて、共同生活の目標決めなどを行い、ステージを開始しました。
 はじめに塾頭さんからお話をいただきました。「親子大会の後、塾で学んだことを家でもやっていましたか?塾でも家でも学校でも自分から進んで行うことで学んだことが身につきます。そうすることで、塾で行ったことが大人になって生きてきます。
 卒塾まであと残り7ステージしかありません。とても大切な時期です。今まで覚えたことをいわれなくてもできるように、自主性をさらに伸ばしてください。みんながやらなくても自分がやる。自分から進んでやる。きちんと丁寧にやる。そうしたことを心がけてください。」
 塾頭さんの話を塾生手帳にまとめ、ステージテーマを写した後、各塾生ごとに共同生活の目標を決めてもらいました。予定では次回のステージからチームごとに共同生活の目標を決めてもらうので、今回は個人目標の総まとめとして各自に今までを振り返って決めてもらいました。
9月1日(土)
◇共同農園作業 〜秋野菜の植え付け〜
 男子に引き続き、女子も秋野菜(ブロッコリー、スティックブロッコリー、キャベツ、レタス、ハクサイ)の植付けを行いました。
 秋野菜用地を耕してから少し日がたっていたので、小さな雑草がいっぱい生えていました。まずはその雑草をとるところからはじめました。小さな雑草も残さず、きれいにとりました。
 畑がきれいになったところで畝を立てました。
 畝の目安となる紐の間に土を盛ったら平らにならして、苗のベッドを作りました。クワを使ってきれいにならしている塾生も見られ、だいぶ上達してきました。
 次に苗を等間隔に畝の上に並べていきました。2-3人でグループを組み、うまく役割分担しながら行いました。
 苗のまわりに浅い溝を丸くつけ、そこに肥料をあげます。苗に近すぎると苗が肥料で痛んでしまうので、肥料をあげる位置はとても重要です。春にも行っていることなので、しっかり覚えてきちんとできていますね。
 根元に卵の殻を敷いてあげるのはヨトウムシ対策です。これも第3ステージのキャベツの植え付けの時にも行ったことです。卵の殻がごつごつしてヨトウムシが嫌がって近寄らないといわれています。ヨトウムシはまだ弱い苗の株の根元を噛み切って倒してしまうので、とても大切な作業です。
 今回はレタス以外の作物にネットをかけてもらいました。昨年の冬あたりから塾周辺の鳥がアブラナ科の野菜の味を覚えてしまい、葉を食害するようになってしまったので、その対策です。これはヨトウムシへの二重の対策にもなり、アオムシなどの食害も防ぎます。
ネットをかけるため、畝をまたいでポールを渡しました。
 ネットをかけて金具でネットのすそをしっかり留めました。これで鳥や虫から苗をしっかり守る知恵を働かせました。

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