8月5日(日) 〜つづき〜
流しそうめんとい作り
昼食に行う流しそうめんのといを、お父様方に作っていただきました。竹藪から竹を切り出すところから行う本格的なものです。役割ではなかったものの、是非やりたいから参加させてください!という方もいらっしゃいました。
切り出した竹をなたで割っていきます。失敗が許されない大変難しい工程ですが、堂々とした作業ぶりです。
次に割った竹の節を金槌で落としていきます。残っているとそうめんがうまく流れないので、丁寧さが要求される工程です。小さい妹さんも出来る限りのお手伝いを見せてくれました。
最後に細い竹で脚を作り、うまく流れるように角度をつけて組み立てていきます。なんと竹3本をつなげた全長約20メートルの自然塾歴代最長のといが完成しました。
また今年は製作時間も最短の一時間でした。お父様方の技と一致団結の結果ですね。
昼食 〜流しそうめん〜
いよいよ流しそうめんが始まりました。みんな良い場所をキープし、そうめんが流れてくる方向に集中します。一方といが長い分上でそうめんが取られてしまい、なかなか下まで流れてきませんでした。大勢いればこそ下の人にも残してあげるという思いやりも必要ですね。お父様方のお陰で楽しく美味しい流しそうめんの時間となりました。
ステージのまとめ 〜塾頭さんからのお話〜
普段同様、ステージを終えるにあたり塾頭さんからお話がありました。
「今回の親子大会では塾生企画の進行を本当に一生懸命やっていました。うまくいったこともいかなかったこともあると思いますが、その違いは事前準備にあります。どれだけしっかり計画をし協力できたかが結果に現れたのではないでしょうか。」
「また普段通りに自然塾で学んだことを発揮しようというステージテーマでしたが、嫌いなおかずを親に食べてもらったり、活動の時間に部屋で寝っころがっていたりと残念な場面も見られました。」
「一方皆さんの家族は食事の準備や力仕事をそれはそれは熱心にやってくださいました。金曜日の夜に塾生が見本を見せるつもりでと話をしましたが、今回は塾生の負けです。保護者の働く姿を見て学ぶべきことがあるように感じましたよ。」
保護者との話し合い
最後に保護者の方との話し合いの場が持たれました。
片付け
塾生たちは自分たちの使ったテントやテーブルなどの片付けを行い、普段通りに塾生室を清掃し、挨拶解散をして帰りました。今回のような楽しい行事の中でも、果たすべき役割と守るべきルールがあることを学んで欲しいと思います。

編集後記:

 台風の影響が心配されましたが、3日間天気に恵まれ親子大会全日程を無事行うことが出来たことにとても感謝しています。また今回は暑い中にも関わらず保護者の方々に様々なことをお手伝いいただき、お陰さまで親子大会を進行することが出来ました。重ねて感謝申し上げます。
 いつもより少し浮かれた気分ではあったものの、保護者の前で堂々と発表したり企画を進行している塾生たちの姿に、頼もしさと成長を感じました。特に塾生企画では「人を楽しませる」というテーマで知恵を絞りグループで協力して準備を進めてきましたが、本番で参加者達の笑顔を見られたり、うまく人が集まらなかったりしたことも、塾生たちにとって大きな経験と学びとなったのではないかと思います。
 親子大会も終了し残り7ステージとなりました。これからも様々なイベントはありますが、同時に普段自然塾でやっている共同生活の目標への取り組みや農作業、共同生活でのマナーや思いやりなど、自然塾という環境だからこそ学ぶことができることなども引き続き大切にしていきたいと思います。
                                                         M.K.

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