男子第１０ステージ

７月２２日（日）
◇チーム農園前半の振り返り・親子大会発表準備
ステージの後半を迎えるにあたり、最初に立てたチーム農園の作物ごとの目標がどのくらい達成できたか、その作物ごとの目標達成度を、その数字が上がった理由、下がった理由も考えて％で出してもらいました。また、チーム農園活動全体の目標達成度もチームの協力や役割分担、計画的にできたかどうかなどを考えて出してもらいました。また、前半ステージのチーム農園活動で感じたこと・気づいたこと・学んだこともあれば出してもらいました。振り返りが終わったチームは、親子大会でのチーム農園発表の準備をしてもらいました。

チーム農園目標の振り返りシート（作物ごとの目標達成度）から：・　スイカ　70％　（数字が上がった理由）実が大きくなっていた。雨よけをしたから。　（数字が下がった理由）えきびょうにかかったこと、雑草がはえすぎた。・　キュウリ　65％　（数字が上がった理由）ネットをつけた。（数字が下がった理由）誘引を忘れた。大きくなりすぎた。・　ダイコン　60％　（数字が上がった理由）余裕をもって種を多めにまいた。虫による被害を防ぐためネットをはった。（数字が下がった理由）まびきをしなかったので1本1本が小さかった。・　メロン　82％　（数字が上がった理由）たくさん調べてビニールトンネルやネットや敷きわらをつくった。甘くてけっこうたくさんできた。（数字が下がった理由）からす対策をしていなかった。虫に食われてしまった。チーム農園活動全体の数字が上がった理由、下がった理由から：・　（数字が上がった理由）協力できたことがあった。最初のころにくらべると分担してききるようになった。・　（数字が下がった理由）新道具に密集していた。重要なことを後回しにしてしまった。チーム農園目標の振り返りシート(前半ステージのチーム農園活動で感じたこと・気づいたこと・学んだこと)から：・　さぼった分だけ作物が育たなくなる。・　さくもつはせわをしなかったらすぐに病気になってしまう。大きすぎても小さすぎても作物はおいしくないからとる時期が大事。・　自然はきびしかった。・　最初スタッフがメロンは難しいよと言っていたが、努力してできたから努力パワーは最強だと　思った。・　がまんすることが身についた。・　友情が深まった。この振り返りを今後の活動に生かしていってください。
◇チーム農園作業
チーム農園の振り返り・親子大会発表準備のあとはチーム農園作業を行いました。
チーム農園で育てているトマトも疫病にかかっているものが多く、自然農薬（木酢液やニンニクエキスを水で薄めたもの）をかけてあげていました。病気が治っておいしいトマトが食べられるようになるとよいですね。
	このチームではスイカを育てていますが、雨除けを作ったり一生懸命世話したためか、中くらいの実が２つなっています。鳥や獣から実を守るためにネットをかけ、病気にならないように敷きわらをしてあげました。
夏も本番近くなり、ともかく雑草の勢いがすごいです。どのチームも雑草とりを頑張りました。
◇ステージのまとめ
昼食後、ステージを終えるにあたり、塾頭さんからお話をいただきました。
今回畑でトマトを丸かじりしました。皆さんは自然からの恵みをいただいたのであり、食べるまでは生きていたものです。皆さんは命をいただいているのです。また、そうして他の命をいただいて元気にやっていける限られた命なのですから、自分たちも命を大切にしてください。まわりの人々や生き物の命を大切にしていきましょう。そのような限られた命だからこそ、何事も一生懸命やり通すこと、そしてその結果は人のせいにしないことが大切です。そうすることによって自分自身を成長させることができます。
追加（男子Cチームメロン大収穫！！）
今まで毎年のように塾生がチーム農園で挑戦してきたメロンですが、生育途中で枯れてしまい、収穫まで至ることはほとんどありませんでした。今年は過去の失敗例から工夫に工夫を重ね、こんなにたくさんのメロンを収穫することができました。男子Cチームのメロンにかける熱意のたまものといえるでしょう（ちなみにメロンは連作を嫌うため、来年同じ畑で同じように収穫するのは難しいかもしれません）。

	Cチームのメンバーからぜひ塾頭さんにも味わって欲しいということで、味わっていただきました。

編集後記：
　今ステージは、親子大会直前のステージということで、大きく①共同農園作業、②親子大会企画準備及び川遊び、③チーム農園振り返りと作業、の３つの活動を中心にステージを進行しました。共同農園作業では世話してきたトマトを丸かじりでき、自然の恵みを実感できたと思います。しかし自然はなかなか厳しく、疫病対策を行ったにも関わらず、翌月曜日にはまた疫病が広がり、スタッフでさらに対策をとらねばなりませんでした。親子大会企画はいよいよ大詰めとなり、準備に余念のない塾生の姿が印象的でした。しかし、自分の問題ととらえていない塾生も中には見られ、本番に若干不安も残ります。塾生たちには夏休みの今、ぜひ準備を頑張って欲しいものです。
　チーム農園の振り返りでは、本文中にも上げたように、チーム農園を通して塾生たちがいろいろな気付きを得ていることを改めて認識しました。ただし、その気付きを行動に移せるかどうかはまた別の問題です。これからは、そのようなところで得た貴重な気付きをもとに行動を起こせるように成長していって欲しいと思います。
　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　T.K..

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