ステージテーマ:「親子大会に向けてよく話し合い、準備を整えよう!」
 今回は塾生にとっては大きなイベントとなる親子大会前の最後のステージです。充実した親子大会を迎えられるようにしっかり準備をしよう、と言うことで、このようなステージテーマを掲げて活動を行いました。

共同生活の目標:「これまでの共同生活目標の中から、塾生ごとに一つの目標を選ぶ」
 今回のステージからは一歩進んで、今まで掲げた目標の中から、各塾生に自分がもっと努力しなくてはいけないこと、今回特に頑張りたいことなどを考えてもらい、それぞれの目標を選んでもらいました。各塾生は、それぞれ今ステージで頑張る目標を選んでステージに臨みました。

7月20日(金)
◇夜の集い 
 活動を始めるにあたり、塾頭さんからお話をいただきました。
 いろいろなことを経験することは大切で、将来役に立ちます。それをもとに自立できるようになります。チームでやるときにさぼるようではダメです。自分しかいないと思ってやるようにしましょう。苦手なことは進んで行うようにしましょう。ものを粗末にしてはダメです。ものを大切にする人は人も大切にします。そして、何事も一生懸命に最後まであきらめないで行いましょう。いい加減に行っていては達成感は得られません。そして、一生懸命やった結果が失敗しても人のせいにしないことが大切です。自分の問題ととらえて反省しましょう。
 塾頭さんのお話のあと、話の内容やステージテーマを塾生手帳に書きとめます。
 そのあと、各塾生に今ステージの共同生活の目標を今までの共同生活の目標の中から選んでもらいました。
 その場で何人かに目標を選んだ理由を聞いてみました。騒いだり、やってはいけないことをやっていることがあるので、ルールを守る、にした、という塾生や、親子大会前なので、人の話をよく聴けば、話し合いがスムースにいくだろうから、人の話を聴く、にした、といったように、各自が理由とともに目標を掲げました。
7月21日(土)
◇共同農園作業 〜トマト・ピーマンの世話(その1)〜
 自然塾の食卓にはここ何ステージかトマトやピーマンが彩りを添えるようになりました。しかし、畑のトマトは伸び放題で畝は雑草に覆われ、病気も出ています。また、ピーマンも世話を必要としていました。そのため、トマトとピーマンの世話をまず行いました。
 トマトはぐんぐん伸びて、支柱から離れて倒れそうなものが何本もありました。また、わき芽もたくさん出ていて芽かきをしてやらないと風通しが悪くなります。そのため、まずは誘引と芽かき作業を行いました。
 ピーマンはトマトにくらべると背が低いので目立ちませんが、倒れてしまっている株も目立ちました。しっかり立てて支柱に誘引してあげました。
◇おやつ 〜トマトの丸かじり〜
 今日のおやつは畑でトマトの丸かじりです。真っ赤に畑で完熟したトマトは蒸し暑い中作業したあとには最高のごちそうです。
 そのあと、まだ青い実に病気が入って茶色く腐りかけているトマトについて説明がありました。
 みんながたった今おいしくいただいたトマトは今まで健康に生きてきて、そういったトマトの命をみなさんがおいしくいただくことができるのです。
 この病気のトマトのように、みなさんの口に入る前に命を落としてしまう作物も少なくありません。
◇共同農園作業 〜トマト・ピーマンの世話つづきとササゲの草取り〜
 トマトの丸かじりをしたあとは、トマトの疫病対策、ピーマンの追肥、ササゲの草取りに分かれて作業を行いました。
 トマトは疫病で枯れ上がった葉をとったあと、木酢液を水で薄めた自然農薬をまいて疫病が広がらないようにしました。
 露地トマトの疫病は放っておくと急激に広がってトマトを全滅させてしまいかねない病気です。病気が広がらないよう、しっかりと散布しましょう。
 トマト・ピーマンのとなりには女子第7ステージ、男子第8ステージでササゲを播きましたが、かなり雑草が茂ってきました。ササゲも雑草も大きくなってからでは、ササゲのつるがのび、雑草も根を張って手入れが難しくなります。時期を逃さないようにしっかり雑草をとりました。

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