ステージテーマ:生育状況を観察し、適切な世話をしよう。
 共同生活の目標:心を込めて、きちんと丁寧に作業しよう。。

 入塾してからジャガイモ、ゴボウ、キャベツ、ダイコン、トマト、ナス、、、と植付けが続いていましたが、この時期ひと段落つきます。しかし畑の作物は植え付けただけでほったらかしでは、うまく育ってくれませんよね。ステージテーマでは、「畑の作物の様子をよく観察し、作物に合った適切な世話をしてあげよう」としてみんなで取り組みました。栄養は足りているかな?虫は付いていないかな?病気になっていないかな?支えてあげなくて大丈夫かな?作物の様子をよく観察し、作物の身になって考えてあげると答えは見えてきますよ。
 共同生活の目標は、これで登場2回目です。掃除や農作業などやるべきことはたくさんありますが、「てきとうでいいや!」「めんどくさいな!」「やりたくないな!」こういう気持ちで生活していたら、みんなは成長できません。何事も心を込めて、最後まできちんと丁寧に行えるようになりましょう。

6月2日(金)
◇夜の集い
第6ステージを始めるにあたり、塾頭さんからお話がありました。中にはメモをとりながら聞く塾生もいます。
「全18ステージのうち、3分の1が過ぎようとしています。あいさつや好き嫌いなく食べることなど、自然塾で取り組んでいることはどれも、大人になってみんなが人前で恥をかかない、あたりまえのことです。自然塾だけでなく、自宅でも努力していきましょう。」
6月3日(土)
◇ムギの収穫
昨年の11月に先輩の第4期生が種まきしたムギが、収穫の季節を迎えました。この第4期生からのプレゼントは、小麦粉にして料理に使ったり、うどんにしてみんなでいただきます。塾生たちの胸の高さまであるずっしり実ったムギを、全員でいっせいに刈り始めました。
カマを使った収穫作業は初めてでした。初めはおぼつかない手つきでしたがしだいに慣れ、どんどん刈り進めていました。
束ねたムギを軽トラックの荷台に積み込みます。今年は豊作で、荷台に乗り切らないくらいの量を収穫をすることができました。
藁は英語でストロー。昔の日本では普通に藁製のストローが使われていたそうです。それを聞いたら試してみるしかないでしょ。ちょっぴり藁の香りがするそうです。
収穫したムギを塾舎に持ち帰り、天日干しにしました。みんなでやればあっという間でした。ここで2週間ほど乾燥させます。
◇サツマイモの観察
実はサツマイモの植付けは、悪天候のため塾生たちが行えず、後日スタッフが行いました。様子を観察しに来ましたが、少し元気の無いサツマイモの苗が心配です。
「サツマイモを良く太らせるためには、地温を上げることが大切です。そのためにはまめに草をとってあげることが必要です。みんなは植付けをすることは出来なかったけれど、草取りなどの世話をして立派なサツマイモを収穫できるように頑張りましょう。」
◇親子大会塾生企画の話し合い
第10ステージに行われる親子大会では、塾生たちが企画した催しで参加者家族を楽しませるという時間があります。その話し合い1回目の今日は、やりたいことで自由にグループを作って、話し合いを始めました。
「きもだめし」や「野菜クイズ」、「魚のつかみどり」や「ダイエット登山」など、わくわくする企画のアイデアが出てきました。この企画は自分が楽しむ側ではなく、万全の準備をしてお客さんを楽しませる側ですから、これからが大変です。企画が成功するように頑張ってくださいね。

                   このページのTOPへ       次のページへ