男子第４ステージ

　ステージテーマ：先人の知恵、味噌作りを成功させよう。
　共同生活の目標：何事も心を込めて、丁寧に作業しよう。

新緑美しく、野山はキラキラと光に満ちています。そんな気持ちの良い晴天に恵まれ、男子第４ステージをスタートさせることができました。今ステージはお味噌作りを体験します。時間をかけて豆を煮て、よく手を洗い、一粒もこぼさぬようすりつぶし、丁寧に樽詰めし、半年間じっくり熟成させ、やっと美味しいお味噌が完成します。いい加減に作ったのでは、美味しいお味噌はできません。共同生活の目標では、お味噌作りや大変な農作業、毎日の掃除なども、心を込めて、丁寧に行えるようになって欲しいという思いで、この目標を設定し、みんなで取り組みました。

４月２８日（金）
◇塾頭の話　（共同生活１ヵ月の振り返り）
自然塾が始まって約１ヵ月がたちました。いつもの塾頭さんからの話に加え、これまでの共同生活の様子を振り返って、厳しいお話がありました。
「人間は3種類のタイプに分かれています。①言われなくてもできる人②言われたらできる人③言われてもできない人。自然塾に来ているからには、みんなに①の言われなくても進んで、みんなが嫌がることもできる人になって欲しいです。」
４月２９日（土）
◇食事当番
今ステージの食事当番はDチームでした。自然塾の朝は、布団上げや掃除などやることが多くて大変です。そんな慌しい中、食事当番はみんなの朝食を責任を持って作ってくれます
	包丁の使い方も教わります。次回の食事当番からは、お味噌汁も作らせてくれるそうですよ。
◇共同農園作業　（夏野菜の植付け）
夏の代表野菜、トマト、ナス、ピーマン、キュウリの４種類を植えつけました。心を込めて丁寧に植付けし、7月には真っ赤に熟したトマトや、つやつやのナスをお腹いっぱい食べましょう。
塾生たちはクワの使い方にもだぶ慣れ、あっという間に４本の畝が立ってしまいました。
	野菜の苗は人間に例えるなら、まだまだ小さくか弱い赤ちゃんです。広い大地に植えつける時には、「越水（こしみず）」といって、ポット内の土に十分貯えの水を含ませてあげます。
キュウリやトマトは元々地を這う作物で、人間が作りやすいように上に伸ばしていきます。放っておくと倒れてしまうので、支柱を立てて紐で固定してあげます。そうそう、苗が大きくなっての苦しくないように、余裕を持たせて結んであげていますね。
	ワラは万能選手です。苗が病気から守ったり、地面が乾くのを防いだり、土壌微生物の住みやすい、良い土を作ってくれます。畝全体に良く広げて敷きました。中にはワラを放り投げるように作業する塾生もいて、「こらー！苗にワラがのっかってるじゃないか。丁寧にやれー！」とスタッフから激が飛んでいました。
やらなくてはならない世話は、まだまだあります。ウリ科の作物キュウリは「ウリハムシ」という虫の大好物。これも放っておくと丸裸にされてしまうため、堆肥袋で小さなテント（ホットキャップ）を立てて守ってあげました。