ステージテーマ:「はじめが肝心」
 共同生活の目標:「時間を守る」

  ここ最近、自然塾のある寄(やどりき)でも、新緑が目立ち始めてきました。まだ寒い日が多いと思っていましたが、季節は移り変わっています。今ステージでは、キャベツとレタスの苗を植え付けました。苗は種よりもデリケートなものです。苗を植えつけるために丁寧な扱いと世話が必要になります。ステージテーマは「はじめが肝心」として、育て始めの作業に集中してもらいました。また、共同生活の基本である「時間を守る」事を目標に生活をしてもらいました。

4月21日(金)
◇夜の集い
 今ステージを始めるにあたって、塾頭から話がありました。時間はすべての人に平等に与えられている事、時間を守ることはすべての基本になるという話でした。
 「時間を守ることは、勇気が必要です。遊んでいる時はとても楽しく、続けていたいと思う気持ちがありますが、その思いを断ち切って次の行動に移ることが必要です。女子は2ステージのマナー講座の時に「5分前行動をする」と約束にあげていました。みんなで一生懸命やってください。」
 自分達で決めたことを振り返って実践してもらいました。
4月22日(土)
◇チーム農園計画仕上げ
 第1ステージから進めてきた計画を今回のステージで発表してもらいます。そのために塾生達は、少ない時間を集中して話し合いを進めました。
 発表を間近して、自分達の作りたい作物を選び出し、それぞれを畑の面積に対応した配置や量を考えなければいけません。真剣な表情で取り組んでいます。
◇チーム農園土作り
 いよいよ、実際のチーム農園作業です。各チーム、これから色々な作物を育てる畑の最初の作業、土作りを行いました。大変な作業ですが、はじめが肝心です。牛糞堆肥と自然塾特製の腐葉土を畑にすき込みました。
 「おも〜い!」
 牛糞堆肥を一生懸命運んでいます。1袋の重さは12kg強。塾生たちにとってはなかなかの重さでしたが各チーム協力して畑まで運びました。
 塾特製の腐葉土の中からカブトムシの幼虫がゴロゴロと出てきました。
 「キャー!」と叫ぶ塾生がいるかと思えば、その横で「かわいい〜」と笑顔で幼虫を見つめる塾生も…。
 自分達の農園に牛糞と腐葉土をまいた後、クワでしっかりと耕しました。
 これから育てる作物の事を考えると、楽しみでクワを握る手にも力が入っているようでした。
 早いチームは畝立てと種まきをしました。第2ステージの共同農園作業の復習です。よく覚えていて、きれいな畝が出来上がりました。  

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