ステージテーマ:育てはじめをしっかりと行おう。
 共同生活の目標:時間を守る

今回のステージでは、キャベツ・レタスの苗を植えます。また、入塾式の時に播いたハツカダイコンが虫に食べられてしまったので、その対策を考えながら、ダイコンを播き、ハツカダイコンも播きなおします。チーム農園ではいよいよ土作りを行って実際に畑を耕し、作物も植えつけます。育てはじめはまだ作物も弱く、最初をしっかりと育てることが大切です。これは農作業だけでなく、共同生活にもいえます。塾にも慣れてきた第3ステージですが、始まりをしっかりと過ごすか否かで、市村自然塾に来た意味が変わってくると思います。共同生活の目標としては、共同生活の基本中の基本である”時間を守る”、ということを目標に掲げ、活動を行いました。

4月14日(金)
◇夜の集い
活動を始めるにあたり、塾頭さんから今回の共同生活の目標である時間を守ることについて、時間はすべての人に平等に与えられているもので、時間が守れることはすべての基本になること、また、第1ステージ、第2ステージの共同生活の目標である”挨拶をする”、”人の話を聴く”、は当然のこととして行いましょう、といった話がありました。
ステージテーマや共同生活の目標、および塾頭さんの話などを熱心に塾生手帳に書き込んでいます。この調子でステージ中も頑張ってください。
4月15日(土)
◇キャベツ・レタスの植え付け(苗の植え付け)
今回は、初めて苗を畑に植えつけます。作物も小さいときはとても弱く、ある程度の大きさ(強さ)に育つまで大切にたっぷりの愛情を込めて育てられたものが苗ともいえます。ちょうど、塾生のみんながもっと小さいときには今よりももっともっと細かい神経を使って両親が育ててくれたように。
農作業を始めるに先立ち、農業指導の柳川先生から、農作業を行うのに役立つ話をしていただきました。作物に対するみんなの愛情表現を作物が育つことで採点してくれます。頑張りましょう!
この日は、畝を立てるに当たり、畝の目安となる目安ひも張りから塾生に行ってもらいました。初めての作業に戸惑いもありましたが、無事作業の準備が整いました。
畝立て作業はゴボウの種まきに続き2回目です。今回はキャベツとレタスでかまぼこ型畝、平畝の2種類の畝を立てました。
種からここまで大切に育てられた苗を畑に植え付ける作業です。一つ一つの苗を心を込めて大切に植えましょう。
苗を植え終わったら、肥料をあげます。これは、苗に渡すお弁当のようなものですね。さらに、キャベツ苗はヨトウムシという害虫の大好物なので、かじられて被害を受けないよう、苗のまわりに卵の殻を撒いてあげます。こうすると卵の殻がちくちくして、ヨトウムシが嫌がって近づかないということです。
◇おやつの時間
栄養士さんが塾で採れた作物を使って自然塾だけのおやつを作ってくれます。このときは、昨年採れたササゲ(アズキの一種)を使ったゼリーでした。もうすっかり塾生の楽しみになりました。 

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