男子第18ステージ

ステージテーマ：きちんと最後の片づけをして、気持ちよく卒塾しよう！

　３月に始まった５期生の活動も早くも最終ステージを迎えました。このステージでは、チーム農園や各チーム・各塾生で使っていた備品などを塾に返還してもらい、各自の荷物を持ち帰ることや、お世話になった塾舎や塾生室の大掃除をすることなど、最終ステージならではの活動が中心となります。そのため、上記のテーマを掲げて、ステージを進めました。

共同生活の目標：塾生全員で目標を策定
　前ステージに引き続き、今回も市村自然塾の５期生男子全員で、最終ステージにふさわしい一つの目標を考えてもらいました。その結果、「感謝の心を持ち、あらゆる場面で気を引き締め行動しよう」という共同生活の目標に決まりました。

１１月１７日（金）
◇夜の集い　＜塾頭の話ほか＞
ステージを始めるにあたり、まず塾頭さんから３つの点についてお話がありました。　①皆さんが18ステージ通じて自然塾で学んでこれたのは、さまざまな道具があったからこそできたのです。今までお世話になった道具を、感謝の気持ちを込めてきちんと後片付けしましょう。　②今回は餅つきを行います。餅つきは、ものごとの節目節目で行われてきた日本の文化です。今までの塾生活の締めくくりとして、気持ちを込めてつきましょう。　③皆さんは入塾式の時、市村自然塾関東に入ってやってみたいこと、目標を立てました。今回最終ステージですが、もう一度振り返って、最後まで頑張りましょう。　塾頭の話に続いて、ステージ担当が6期生に気持ちよく渡せるように気持ちを込めてやりましょうと話をしました。
（共同生活の目標策定）

第17ステージに引き続き、男子塾生全員で今回のステージの共同生活目標を決めてもらいました。前回の経験を生かし、各チームリーダーはそれぞれのチームでの目標案をまとめ、それをリーダー間でまとめて、全員に是非を問うかたちをとりました。しかし、リーダー間の話し合いがなかなかまとまらず、その間、他の塾生が参加しないなど、進め方の難しさを実感していました。このような経験を、他の場面でも生かしていって欲しいと思います。
１１月１８日（土）
◇チーム農園作業＜最後の収穫、後片付けと耕し＞
最後のステージまで頑張って育てたかいがあって、ハクサイやブロッコリー、葉ものなどたくさんの収穫がありました。夏までのチーム農園で失敗した作物に再び挑戦して成功させたチームもあり、どのチームも収穫の喜びをめいっぱいあらわしていました。


	しかし、中には収穫に至らなかった作物もありました。メキャベツに似たプチヴェールという作物は、18ステージまでに収穫する計画で植えたのですが、食用にする脇芽がほとんど出ていない状態でした。そこで、①脇芽ではないが、食用に出来る新芽の部分だけ収穫する。②株を掘り起こし、家に持ち帰って大切に育てる。③塾で大切に育ててくださいという心を込めて、共同農園に移植する。の３つの選択肢から選んでもらいました。かなりの塾生が家に持ち帰って育てることを選択しました。ぜひ、家でも大切に育てて収穫に結びつけてください。
収穫が終わったら、作物の残渣（収穫した後の残った部分）を片付け、使っていた敷きわらや看板を片付けます。また、男子チーム農園全体を囲っていた鹿よけネットは、各チームから代表が出て片付けました。
収穫した後の残渣は、決められた場所に集めます。
	リーダーの指示のもと、やり残しがないか確認しながらチーム農園をきれいにしています。チーム農園の敷地外の通路にあったワラも片付けてきれいにしました。
チーム農園に立てていた看板は、きちんと分解して、釘、板、杭に分けます。再利用できる杭は再利用し、板の部分は翌年の薪として使います。釘は燃えないゴミとしてきちんと分別します。
作物やチーム農園で使っていたもの、雑草などを片付けたら、よく耕してならします。今までの感謝の気持ちを込め、きれいにして塾に返還し、第６期生に気持ちよく渡せるようにしましょう。