ステージテーマ:これまでの活動を振り返り、卒塾の準備を進めよう!
 今回のステージでは、これまでの活動を振り返って作文を書いてもらいました。また、チーム農園も次ステージに返還してもらうことを前提に手入れをしてもらい、最後の収穫を終えた作物は撤去して更地に戻してもらいました。さらに、来期の塾生のために越冬する作物=コムギの種まきをしてもらいました。このように、卒塾式まで残すところ2ステージとなった今回は、卒塾の準備を見据えた活動が多く展開されることから、標記のようなテーマが設定されました。

共同生活の目標:塾生全員で一つの目標を策定

 前ステージまでは各チーム毎に考えてもらいましたが、今回はチームだけではなく、市村自然塾の5期生男子として全員で一つの目標を考えてもらいました。その結果、「共同生活のあらゆる場面で一つ一つの行動を心がけ悔いの残らないようにする」と決まりました。

11月3日(金)
◇夜の集い
 共同生活の目標の策定をしました。塾生活も残りわずかになりましたので、卒塾に向けて塾生全員で目標を1つ決めてもらいました。
すぐにチームごとに分かれて話し始めましたが、時間ばかり掛かってなかなか決まりません。そこで、リーダーがみんなの意見をまとめようと前に出てきました。
その後、意見の集約や合意形成の難しさを感じながらも、どうにか話し合いに決着をつけることができました。
11月4日(土)
◇共同農園作業 <コムギの種まき>
 今年の春に収穫したコムギは、第4期生が去年の今頃に播いてくれたものです。自然塾では毎年このように塾生同士の橋渡し作物として、卒塾前にコムギを播いています。
目安ひもに沿って、種を播く溝を作り、播き溝に一粒一粒種を播きました。第6期生のことを想いながら、心を込めて丁寧にできたかな?
来年の3月には、少し生長したコムギが、新塾生を出迎えてくれることでしょう。自分達が収穫できない作物を植えるのは少し寂しい気もしますが、来年の塾生が喜んで収穫している姿を想像すると、素敵なことだと思いませんか?
◇チーム農園作業
 いよいよ、残り2ステージ。チーム農園作業もあと2回となりましたが、まだまだ塾生たちの畑は作物で賑わっています。寂しいけれど、そろそろ第6期生のために畑を引き渡す準備をしなければなりません。第18ステージにチーム農園は何もない更地の状態にして自然塾に返却してもらいます。それを見越して、作物の世話と平行して片付けの準備も始まりました。
大収穫!!共同農園よりも立派に葉菜が育ったのは、チームの協力と愛情の賜物ですかね?
こちらのチームは「紅化粧」という皮の赤いダイコンを収穫し、家族にお土産として持ち帰りました。今頃、どんな料理に変身しているのでしょうか?
◇塾活動 <コンニャク作り>
 午後は共同農園で採れた蒟蒻芋を使って、コンニャク作りを行いました。本来であれば自然塾産のダイズを使って、今回のステージでは、豆腐を作る予定でした。それが天候不良による収量不足で豆腐にするには原料が足りず、同じく塾産の材料で加工できる食品としてコンニャクを作ることになりました。
まずは全員で簡単にコンニャクの作り方を教わりました。
続いてチームごとに分かれて調理開始です。今までの食事当番で身に付けた技術が生かされる時です。
チーム内で相談して決めた役割分担にしたがって、初めてのコンニャク作りに挑戦しました。
前の工程で洗って皮を剥いた芋を賽の目に切っています。
コンニャク作りは材料をしっかり計らなければならないし、限られた時間の中でたくさんの工程があって大変です。
刻んだ芋を計量した水と共にミキサーにかけます。次に、こうして出来た「コンニャクの水溶液」を鍋に移し火にかけます。

                   このページのTOPへ       次のページへ