ステージテーマ:「作物の生長に合った世話をしよう」
共同生活の目標:「親切な心を持つ 〜その弐 他人を手伝おう〜」

 塾生たちは第5ステージまでに、塾の畑で一通りの種まきや植え付けを終えました。しかし、これで安心していては作物は育ちません。作物をよく観察し、「生長に合った世話をする」ことが大切です。芽欠き、追肥、草取りなど地道な世話をすることが、作物を育てていくコツです。

 塾の生活では、部屋の片付け、掃除、農作業などみんなで行うことが多くあります。その中で、自分が終わればそれで良いという考えではスムーズに塾生活が送れないでしょう。そこで共同生活の目標は、自分が終わって手が空いているのであれば、他の塾生を助ける、「親切」を考えることを呼びかけました。


6月3日(金)
◇夜の集い
 いつもと同じように、ステージの始まりは塾頭の話です。
 「今回のステージが終わると、今年の塾活動の1/3が終わります。塾での基本的なことを覚えた事がたくさんあります。しかし、もっとこの塾の生活で学んでほしいです。自らすすんでやる、自分のできていないことをがんばってください。」
6月4日(土)
◇親子大会の企画
 この日は、雨が降っていたので予定していた夏野菜の世話を変更して、親子大会の企画を行いました。夏休みに行われる親子大会では、塾生自身が企画運営する時間帯があります。
 まずは自分達のやりたいことを出して、仲間を集めます。いろいろ出た企画の中で、5グループに分かれました。これから2ヵ月間でどんな企画になるのか楽しみです。
◇コムギの収穫
 毎年自然塾では、先輩達が次の塾生のためにコムギの種をまき、次の塾生はまたその次の塾生へと、コムギを託していきます。3期生が播いてくれたムギも収穫時期が来ました。
 今年は実りが多く、突風も吹いたため、コムギの穂がだいぶ倒れてしまいました。そして、先日まで雨が降っていたので、大変な作業になりました。
 刈り取ったコムギの重さもずいぶんとあります。みんなで力をあわせて運びました。
 収穫したコムギを乾燥させるために、雨のかからないベランダに干しました。たくさんのコムギを干すのは一苦労です。しかし、この作業をやらなければ、コムギはカビてしまい食べられなくなってしまうのです。
 作業の途中あまりの大変さのためか、「疲れた〜」「何時に終わるの?」と愚痴ばかりで作業がすすまなくなってしまいました。
 おやつ前にスタッフからの一喝があり、塾頭も「決めたことは最後までやる。条件が悪かろうがやると決めた以上はやる。」と話ました。
 その後はみんな無駄口もたたかずに一所懸命作業をする姿があり、夕食前に作業を終わらせる事が出来ました。
 やれば出来るんです!みんな、お疲れ様でした!!

                   このページのTOPへ       次のページへ