ステージテーマ:「先人の知恵、味噌作りを成功させよう」
 共同生活の目標:「何事も心を込めて、丁寧に行動しよう」

山々の新緑が眩しい季節になりました。暖かい日が続いたと思えば朝晩とても冷え込むこともあり、畑の野菜たちもびっくりしているのではないでしょうか。
さて、今ステージ塾生達はお味噌作りを体験します。お味噌は縄文時代から作られ、人から人へ作り方が伝えられてきた、日本の食事には欠かせない食材です。教えてくださる人の言うことを良く聴き、教えられた通りに丁寧に作りましょう。

またお味噌は今日作って明日食べられるものではありません。半年間熟成させ、10月(16ステージ)頃にやっと食べられるようになります。成功するか失敗するかはすぐには分かりませんが、きっと「心を込めて丁寧に」作れば、半年後には美味しいお味噌が出来上がるのではないでしょうか。

5月13日(金)
◇夜のつどい
今ステージを始めるにあたって、塾頭さんからお話がありました。
以前より食事のマナーが良くなったことと、好き嫌いなく食べられるようになってきたことを塾頭さんに褒められました。その調子で頑張ろう!
◇マナー講座の振り返り
第3ステージの「マナー講座」の時に立てたチームの目標について、守れているかどうか振り返る時間をとりました。
守れていない目標に対しては、その解決策もチームで話し合いました。例えば「時間を守る」という目標が守れていないチームは、「先に次の時間の用意をしておく」や、「遊びとのけじめをつける」といった頼もしい意見が出ていました。
5月14日(土)
◇オカボの種まき
空は低い雲に覆われ少し肌寒い天気になりましたが、体を動かして農作業するにはちょうど良い気温です。今ステージ最初の農作業は、畑で作る稲 「陸稲(オカボ)」の種まきを行いました。
粒と粒が重ならないように、丁寧に種を播きました。高い位置からぱらぱら播き散らしている塾生には「こらー!」と渇が飛びます。
◇農作物と野生生物の話
お百姓さんの言葉に、このようなものがあります。「種を播く時は3粒まけ、1粒は虫のため、1粒は鳥のため、そしてもう1粒は人間のため」。もともと鳥や鹿やイノシシが棲んでいたところに、人間が畑を作らせてもらっているのです。だから、美味しい野菜があれば、畑に入ってきて食べてしまうのは当たり前のことなのです。
野菜を食べた動物を憎むのではなく、人間らしく頭を使ってそれを防ぐ方法を考えましょう。
今しがた播いたオカボの種はスズメの大好物です。何もしなければほとんどを食べられてしまうので、みんなで防鳥ネットを畑全体に張りました。
◇ゴボウの観察
第2ステージで大変な思いをして播いたゴボウの芽が、本葉3枚くらいになりました。
草取りもしながら、ゴボウの芽を観察しました。「土の中ではどれくらいのゴボウになってるのかなあ?」と想像を巡らせていましたが、草と間違えてゴボウを抜いてしまった塾生のおかげでその疑問が解けてしまいました。。。
◇ハツカダイコン収穫・ダイコンの間引き
第1ステージで種を播いたハツカダイコンを収穫し、第3ステージで播いたダイコンの間引きををしました。
はちきれんばかりの、正確に言えばはちきれてしまっているハツカダイコンがたくさんとれました。 
ダイコンの方は間引き菜といってもこんなにたくさん収穫できました。重いカゴを運んでくれています。
◇大豆の茹で作業
午前中みんなが畑に行っている間、午後の「味噌作り」のために、スタッフによってなんと8升の大豆が茹でられていました。
大豆は24時間水につけてふやかし、3時間もかかってやわらかく茹でられました。あとはお味噌になるのを待つばかりです。

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