ステージテーマ:「安全と危険を知る」
 共同生活の目標:「人の話を聴く」

女子第2ステージが始まりました。第1ステージからの2週間で、塾周辺の様子はがらりと変わりました。ウグイスが鳴き、桜は咲き誇り、モンシロチョウが飛び交っています。何だか気分もうきうきしてくるね。

第1ステージはまだみんな緊張していたけれど、そろそろ友達や塾生活にも慣れてくる頃ではないでしょうか。災害は忘れた頃に、事故は慣れて油断した頃に起こります。ということで今ステージは、危険を予知し回避する力を塾生に身につけてもらおうと、このようなステージテーマに取り組みました。また危険を回避するには、どんな情報も聴き逃さないことが不可欠です。そこで人の話を聴くことにも注意して生活してもらいました。

4月8日(金)
◇到着
新宿から1時間半電車に揺られ、新松田駅からバスで20分。遠いところからやってきた塾生もいますがみんな「こんばんは。」「お腹すいた!」と元気にバスから降りてきました。
19:00頃にバスが到着。まだまだ日が短く、辺りは真っ暗です。
◇夜のつどい
今ステージを始めるにあたって、塾頭さんからお話がありました。
「怪我はしようと思ってするものではありません。みんなが安全に暮らすために、安全と危険を判断できる力、正しく安全な道具の使い方をしっかりと身につけましょう。」
4月9日(土)
◇危険予知トレーニング
ここでは主に、農作業中に起こりうる危険について、考えてみる時間をとりました。人間はクワなどの農具を使うことでその能力を飛躍的に伸ばすことが出来るようになった一方、その道具で間違って自分や人を傷つけてしまうという危険と、いつも隣り合わせなのです。
農作業中に起こりうる危険を、絵の中で探してみました。クワの刃を上に向けて置いていたり、よそ見をしながら1輪車を押していたり、絵の中には危なっかしい子がいっぱい。みんなの実際の畑でも、同じようなことがあるかも知れないね。
◇避難訓練
地震による火事が発生したという設定で、避難訓練が行われました。
2階の塾生室にいた場合は、まず窓ガラスから離れ、柱の多い入口付近に集まります。そしてスタッフの誘導の下、頭を低くして避難しました。
消防署の人にも来ていただき、消火器の使い方などを教わりました。火事を見つけた時に1番大切なことは、「火事だ〜!」と大声で叫んで、誰か他の人にも知らせたり、助けを求めることなんだそうです。
◇柳川先生のお話
農業の指導をしていただいている柳川先生から、農業の基本的知識についてお話がありました。
今でも野山にある、ノビルやフキ、ヨモギなど、もともと野草として生えていたものを人間は食べていましたが、美味しいからもっともっと食べたいと、自分たちで栽培するようになりました。それが農業の始まりだそうです。
◇おやつ
この日のおやつは手作りの大学芋。ホクホクで美味しかった〜!

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