11月12日(土) 〜つづき〜
◇共同農園作業 <サツマイモの収穫>
雨のため午前中に行えなかったサツマイモの収穫を、夕刻に行いました。おイモを見つけるたびに、そこらじゅうで歓声が上がっていました。
「こんなに大きいのが掘れたよ〜。」
3度イノシシに入られて荒らされたため、大きいのから小さいのまでサイズはばらばらでしたが、塾生たちは丁寧に掘ってくれました。。
◇休み時間 <Dチームこんにゃく作り>
Dチームはチーム農園で取れた(正確に言うと勝手に生えてきた!)蒟蒻芋を使って、こんにゃく作りを行いました。
手のかゆみに耐えながら、初めてのこんにゃく作りに挑戦しました。こんにゃく作りは材料をきっちり計らなければならないし、たくさんの工程があって大変でした。
◇塾活動 <作文>
夜の塾活動の時間には、自然塾で過ごした8ヶ月を振り返って作文を書いてもらいました。作文のテーマは「市村自然塾でいろいろなことを体験してどのように感じ、どんなことを学んだか。また将来の夢について」です。
みんな集中して真剣に書いていました。自然塾に入る前の緊張や、友達ができた喜び、野菜を作る苦労や収穫したときの感動などが、素直な言葉で綴られていました
11月13日(日)
◇共同農園作業 <コムギの種まき>
今年の春に収穫したコムギは、第3期生が去年今頃に播いてくれたものです。自然塾では毎年このように塾生同士の橋渡し作物として、卒塾前にコムギを播いています。
自分達が収穫できない作物を植えるのは少し寂しい気もしますが、来年の塾生が喜んで収穫してくれる姿を想像すると、素敵なことだと思いませんか?
◇チーム農園作業
 いよいよ、残り2回。チーム農園は第18ステージに何もない更地の状態にして自然塾に返却します。それを見越して、作物の世話と平行して片付けの準備も始まりました。
メキャベツは小さい芽が膨らんできてはいるのですが、次のステージに間に合うでしょうか!?
チーム農園に立てていた看板も分解して片付けました。塾生たちはこの作業が一番「卒塾」を感じる作業だったようで、「寂しいね。」ともらしていました。
ひょうたんも最後の仕上げです。「中の種がなかなか取れないよ〜!」それにしても立派なひょうたんがとれました。
手作りのこんにゃくをDチームが分けてくれて、塾生みんなでお刺身でいただきました。こんにゃくがこんなに香り豊かな食べ物だと初めて知りました。

編集後記:

 今ステージは「収穫祭」ということで自分たちで作った野菜を収穫し、泥を落とし、刻み、火を起こし、自分たちで作った味噌で味付けしいただく、という貴重な体験をすることができました。このような体験ができる私たちは本当に幸せで、作物を恵んでくれる大地や自然に、またこの活動に協力してくださっている方々、暖かく見守って下さっている地域の方やご家族に感謝の気持ちでいっぱいです。塾生達にとってもこの体験は、いつか何かの生きる力となることと信じています。
 また同時に開催した「相撲大会」では、たくさんの名勝負が生まれました。昔の子供は稲刈りの終わった田んぼで泥だらけになって遊びましたが、最近ではそういう機会もなかなかありません。時には洋服を汚す心配などせず、泥んこになって心を開放し、体と体をぶつけて遊ぶことも子供時代には必要だと思います。相撲が終わった後の、塾生たちの晴れ晴れとした顔を見て、そう感じました。
 残り1ステージを残すのみとなった、みんなの自然塾。共に悔いを残さぬよう、一瞬一瞬を大切に過ごしましょう。

                                                                   M.K.

 ご意見、ご感想等ございましたらこちらまでおよせください。→
 E-Mail:isk@szj.jp

前のページへ       このページのTOPへ