10月8日(土)
◇共同農園作業 <ダイズの収穫>
自然塾では、毎年ダイズを育てていますが、1期2期は鹿に食べられ全滅し、3期はカメムシと長雨でほとんど収穫できずに苦戦してきました。今年こそは順調だ、、、と楽しみにしていた頃、ダイズに異変が起きました。なんと根っこを失ってパタパタと倒れ始めたのです。
土を掘ってみると、「ドウガネブイブイ」というコガネムシの幼虫がごろごろ出てきました。大食漢のこの虫は、あっという間に畑の半分近いダイズを倒してしまいました。そこでまだ収穫には時期が早いのですが、今ステージで緊急避難的にダイスを収穫することになりました。
一本一本手で引っこ抜いて収穫します。かろうじて立っているものの、ほとんど根っこが付いてこない株もたくさんあります。恐るべしドウガネブイブイ。美味しい作物は人間だけでなく、虫も獣もみんな好きなんですね。
収穫したダイズは乾燥させるために、雨の当たらない倉庫内に干しました。高いところの作業のため、上級生たちが責任もってこの作業を行ってくれました。
◇夕食 
今ステージの食事では、「栗・ゴボウ・ラッカセイ・カボチャ・サツマイモ」といった旬の野菜をたくさん頂くことができました。自然の恵みに、そして作ってくれた人に感謝して、お腹いっぱい食べました。でもちょっと待った!食事は良く噛んで食べようね。
◇塾活動 <卒塾アルバム作り>
卒塾に向けて、卒塾アルバムのチームページ製作に取り掛かりました。
今までのスナップ写真を見ながら、どの写真を使うか決めました。たった半年間の写真ですが、見ているとこれまでのいろいろな体験を思い出します。入塾した頃から比べると、みんなの顔付きもずいぶんしっかりしてきたことに気付きました。
10月9日(日)
◇早朝チーム農園作業
Cチームはチーム農園の時間内にできなかった作業を、30分早く起きてやることにしていました。しかし起きてみると外は小雨がしとしと降っています。。。
雨の中みんなで畑に出てきて土を踏み固めてしまうのも怖いので、リーダー1人がその仕事を買って出ました。他のメンバーは寝てろ、と言って黙々と作業する姿はかっこ良かったです。
◇共同農園作業 <ダイズの鞘取り>
先に収穫して乾燥させておいたダイズの鞘(さや)から豆を取り出して、選別する作業を行いました。取れた豆の半分ほどは、腐っていたりして食べられないものでした。
しかしこんな立派なダイズも取れました。次ステージではこのダイズを使って「豆腐作り」にチャレンジします。楽しみにしていてくださいね。

編集後記:
 最近食べ物が美味しいなあと思っていたら、もうこんなに秋が深まっていたことに気が付きました。栗は栗ご飯に渋皮煮。サツマイモは蒸かし芋。カボチャは煮っ転がし。ゴボウはけんちん汁。ラッカセイは掘りたてをかき揚げで。。。今ステージは本当にたくさんの旬野菜を頂くことができました。大勢でテーブルを囲んで野菜を作っていたときの話などしながら食べるので、余計美味しく感じるのかも知れません。塾生たちも「働くとお腹が減る」と言ってもりもり食べます。このような貴重な体験ができて、私たちは本当に幸せだなあと感じます。もう少し実りの秋は続きますが、「自然の恵みに感謝すること」を忘れずに、これからも食事の時間を大切にしていきたいと思います。
 早いもので、卒塾まであと3ステージとなりました。各自が卒塾というタイムリミットを意識して、後悔のない残りの塾生活を送ってくれることを願っています。
                                                                   M.K..

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