ステージテーマ:「卒塾に向けての準備を始めよう」
 残すところ4ステージとなりました。そろそろ「卒塾」という区切りに向けて、準備をしたり自分を振り返る時期に差し掛かっているのではないでしょうか。【準備】という言葉には、2つの意味が含まれています。ひとつは具体的に進めていかなければならない準備です。それは卒塾アルバムを製作したり、チーム農園のあと4回に何をして、どう片付けをしていくかなどです。そしてもう1つはそれぞれの塾生の心の準備です。まず今までの半年間に自分はどのように成長できただろうと自分を振り返り、では残された時間で自分は何ができるだろう、友達とどんな関係を築けるだろうと考えてみること。そして、残り4回の自分のやるべきことを実行に移し、これからの残り少ない塾生活を有意義なものにしていきましょう。

 共同生活の目標:チーム毎に策定

 前ステージに引き続き、これまでの塾生活を見つめ直してもらい、チーム毎に考えてもらいました。

10月7日(金)
◇通塾
電車の中で、久しぶりの友達との再会です。おしゃべりしたり、漫画を大勢で覗き込んだりして楽しそう。他の乗客に迷惑にならないように気を付けようね。
◇塾頭さんからのお話
ステージを始めるにあたって、塾頭さんからお話がありました。
「みんなは農作業や掃除などは一生懸命できるようになりましたが、最近大切なことを忘れています。それは挨拶です。挨拶は人間として最低限の礼儀。意識しなくてもできるくらいになりましょう。」
◇共同生活目標の策定
前ステージと同様、共同生活の目標はチームごとに話し合って決めました。今回も各チームが抱えている問題を話し合い、よりよいチームにしていくにはどうしたらよいのかという観点から目標を立てました。
各チーム話し合いの結果、このような目標になりました。
A:朝の行動をきちんとする
B:早起き(行動をすばやく)
C:最後の食事当番を集中して丁寧にやる
D:何事も丁寧にやるべきことをやる
10月8日(土)
◇共同農園作業 <秋野菜の手入れ>
キャベツ、ハクサイ、ブロッコリーなどの秋野菜の手入れを行いました。植え付けたときには高さ15cmほどしかなかった苗も、今では子供の腰の辺りまで成長しています。
これから葉っぱを巻いていくキャベツや、つぼみを膨らましていくブロッコリーなどには栄養が必要ですよね。大きく広げた葉っぱに鶏糞がのらないように注意して、鶏糞を撒きました。
こんなに虫に食べられてしまった苗もありました。そうっと葉っぱをめくってみると、なんと1枚に100匹以上もイモ虫が付いていることも珍しくありません!
農薬を撒いてしまうと一瞬にして退治できてしまうそうですが、どうせなら安心して食べられる野菜を作りたいですよね。1時間くらいかけて、一匹づつイモ虫を取ってもらいました。
食事をいただく前に言う「いただきます」という言葉。その言葉には、動物や野菜などの【命】をいただくことに対しての感謝の意味が含まれています。しかし今回虫取りをして感じたのは、「野菜そのものの命だけではなく、キャベツなら1つに付き200匹のイモ虫の命も含まれていて、我々人間はそれも頂いているんだなあ」ということです。

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