9月25日(
◇共同農園作業 <オカボの収穫>
自然塾では、毎年、畑で育つ稲・陸稲(オカボ)を育てています。
今年も第5ステージ(5月中旬)に種播きをしました。そして暑い夏の間、草取りや追肥、鳥に食べられないようにネットを張るなどの手入れをし、無事収穫を迎えました。
既に、第6ステージでコムギの収穫を経験しているので、ノコギリ鎌の使い方は御手の物。
すっかり頭を垂れた稲を、「ザッ、ザッッ」と刈り取っていく感触がたまりません!!
刈り取った稲は、2つの束を『×』の形にして紐で結びます。これは、乾燥させる竿にかけやすくするための工夫なのですが、2回目の経験でも、塾生たちにとっては難しかったようです。すぐに紐が解けて、ばらけてしまいそうな束が続出しました。。。
「オイラ、こんなに収穫したよ〜」と得意げな塾生。よくがんばりました!!
紐で束ねた稲は、力を合わせて畑の上まで運びました。
大きな袋を担いでの急な斜面の上り下りは、大人の身体でも応えます。
足元に気を付けて、ゆっくりね!
最後に、雨のかからないところに掛けました。
ここで、先ほど稲束を『×』の形に結んだ工夫・苦労が生きてきます。
毎年、このはざ掛けの風景を見ると秋を感じます。
4ヶ月間愛情を込めて育ててきたオカボ。脱穀・籾摺りなどの工程を経た後、最終ステージに行われるおもちつきの原料になります。楽しみですね!!
◇チーム農園作業
今ステージは、『シダンゴ山ハイキング』という大きなイベントが予定されていたため、チーム農園の時間をほとんど取ることができませんでした。
昼食までの短い時間に観察をして、次回の作業計画を立てました。
このチームは、前ステージで播いたコマツナの様子を見に来ました。
「間引きするの、2週間後の次ステージでも間に合うかなぁ?」と相談しています。
 
こちらのチームでは、夏野菜(ナス、ゴーヤ)がまだまだ収穫できています!!
大切に分け合って、家族へのお土産として持ち帰りました。

編集後記:
 
 今ステージは、あいにくの天気で、予定していた山へのハイキングは中止になりました。塾生たちも楽しみに準備してきたようで、とても残念そうでした。普段の農作業でも感じていることですが、自然や天候には、人間のわがままは通用しないのですね。また機会があれば、是非、塾生たちと山頂に登って景色を楽しみながらお弁当を食べたいです!!
 
 第5ステージから愛情込めて育ててきたオカボが、今は塾舎の前に干され豊かな香りを放っています。卒塾まで、残すところ4ステージ。これからも、みんなで協力して実りの秋を迎えましょう!
                                                                   N.Y.

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