ステージテーマ:「秋の収穫に向けて汗を流そう!」 サブテーマ:「夏から秋へ、季節を感じよう」
 共同生活の目標:チームで策定


 入塾以来、塾生はさまざまな農作業を行い、ジャガイモや夏野菜などすでにたくさんの収穫をしてきました。この後は、秋の実りの季節が待っていますが、それに向けてみんなで汗を流し、実りを確かなものにしていきましょう。
 また、この季節はまだ暑く夏の名残はありますが、いたるところに秋の気配を感じる季節でもあります。昔から日本人は、こうした季節の移ろいを、さまざまな工夫を凝らして楽しんできました。都会に暮らし自然とともに暮らす機会の減った現代人は季節感を失いつつあるとも言われています。しかし、自然豊かな寄に2週間ごとに通ってくる塾生たちは、五感で季節感を感じる機会に恵まれていると言えます。日曜日9月18日は中秋の名月でもあり、今ステージでは、そのような季節感を様々な場面で感じてもらい、豊かな感性を育んでもらいたいとのことから、サブテーマも設けました。
 共同生活の目標は、今までスタッフが決めてきましたが、自主・自立・自律の精神から自分たち自身で問題意識を持ち、自分たち自身で解決していくことが大切であることから、各チームで話し合い、目標を定めてもらいました。

9月16日(金)
◇夜のつどい
最初に塾頭さんの話がありました。塾生活も残り3分の1になりました。最初に抱いた抱負を振返り、出来ているか出来ていないかを考えてください。出来ていないところは努力が足りないと思いますので今一歩の努力をしましょう。また、親切な心を持てばきっとその人のまわりにはもっと人が集まってきます。親切な心を大切にしましょう。とのお話がありました。そのあと、ステージテーマとサブテーマの説明があり、チーム毎で共同生活の目標を話し合いました。
各チームで自分たちのチームには何が必要か考えてもらい、チーム目標を立てました。
Aチームは、”みんなが仲良くできる空間を作ろう。”
Bチームは、”時間を大切にするためにチームで協力する。”
Cチームは、”時間を守る。遅れないようにチームでまとまって行動する。”
Dチームは、”みんなで協力する。”
となりました。
みなさん、意識して行動してください。
9月17日(土)
◇共同農園作業 (午前の部)
午前中は、通称コイコン畑に植わっている作物の世話を行いました。
第2ステージで頑張って自分の背丈より深い穴を掘って植えたごぼうですが、まったく育っていません。順調にいけば、このステージでごぼう掘りができるはずだったのですが残念です。そこで農業指導の先生から、考えられる原因の説明とともに、失敗から学ぶ大切さについてお話がありました。
 
最初は水不足が原因で育たなかったかと思われましたが、後で蒔きなおしたサラダごぼうも育たず、土が酸性であることが原因と想像したものの、PHも適正であることが分かりました。結局、昨年この畑の上方でごぼうを育てたため、病害による連作障害がでているらしいと思われます。
ごぼうを観察した後は、いよいよ今日の農作業の開始です。まずは、雑草に埋もれそうになっているニンジンの畝の雑草をきれいにとります。さらに大根の畝からも、雑草を抜いてきれいにしました。
一ヵ所に3粒蒔いた大根は窮屈そうにしていたので間引きをしました。間引き菜とはいえ、これも収穫です。嬉しそうですね。
この間引き菜は、早速お昼ごはんのお味噌汁の具になりました。しゃきしゃきしておいしかったなぁ。
間引きをしたあとは、追肥して土寄せをします。これでニンジンも大根も、もう一回り大きく育つでしょう。
ニンジン、大根の世話の後は、前回のステージで苗を植えた秋野菜(キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、白菜、レタス)に追肥、土寄せをしました。これらの苗も植えつけて2週間するとしっかりと根付き、一回り大きくなっています。
秋野菜の苗には、アオムシをはじめたくさんの虫たちがついています。放っておくとみんな食べられてしまうので、かわいそうですが退治します。

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