6月18日(金)

  
6月19日(土)

    6月20日(日)

◇ジャガイモの収穫 〜その1〜
第1ステージで初めて行った農作業がジャガイモの植え付けでした。今まで、芽欠きや追肥などの手入れをしてきましたが、いよいよ収穫を迎えました。
この3ヶ月間、大地の恵みをいっぱいに受け、塾生と共にどれだけ成長したことでしょう。
「わぁー、こんなに大きくなってる!!」
畑のあちこちから歓声が上がりました。
中には、ヒョウタン型やハート型のジャガイモを見つけ、宝物のようにとても大切にしている塾生もいました。

1株を掘り出して計量してみると、60〜100gの種芋が780gものジャガイモになっていました。

収穫後に痛んでしまうのを防ぐため、掘り出したジャガイモは、しばらく畑に転がしておきます。
葉や茎は、連作障害を防ぐため畑から取り除き、塾庭まで一輪車で運びました。
塾の周りは曲がりくねった坂道ばかりなので、スピードの調節とバランスをとるのが大変。塾生はヒーヒー言いながらも、都会ではなかなかできない体験を楽しんでいるように見えました。
◇ダイズ・ササゲの播種
前ステージで刈り取ったムギの跡地に、ダイズとササゲの種を播きました。ダイズは味噌や豆腐の原料に、ササゲは卒塾式でいただくお赤飯の材料にする予定です。
(とは言うものの、過去2年連続で鹿に新芽を食べられてしまい、ほぼ全滅しています。)
目安ひもと目安棒を利用した種まきにもだいぶ慣れてきた様子。
播いたばかりの種を「ごちそうだ!」と言わんばかりに狙っているのは空の鳥たちです。鳥の嫌がるキラキラ光るテープを張り巡らせて、鳥の侵入を防ぎます。
「種は3粒播け。1粒は空の鳥のため、1粒は土の中にいる虫のため、そして1粒は人間のために」という言葉を聞いたことがありますが、その最後の1粒を今年こそは実らせましょう!
◇ジャガイモの収穫 〜その2〜
午前中に畑に転がしておいたジャガイモを回収しに行きました。回収したジャガイモは、日の当たらない塾舎近くの小屋で貯蔵し、夏の終わりまでの大切な食材になります。
男爵、メークイン、キタアカリ、アンデスレッド、インカのめざめ。5つの品種が混ざらないように気をつけながら、貯蔵用のカゴに丁寧に詰めていきます。
ジャガイモがいっぱいに並んだカゴを、畑の上の道路まで運びます。そこからは、一輪車の塾生にバトンタッチして小屋まで運んでもらいました。
暑さと午前中からの畑仕事に、バテ気味の塾生たち。しかし、みんなの頑張りで、予定より早く作業を終えることができました。
おやつの時間まで、しばし塾生室でクールダウン。
◇おやつ
「あちちぃ。」
おやつには、掘りたてのジャガイモ(インカのめざめ)を蒸かしていただきました。
「栗みたいでおいしい!!」
この品種は、「アンデスの栗ジャガ」と呼ばれたりもするそうですよ。

◇コロッケ大会 
いよいよ、待ちに待ったコロッケ大会です。各チーム、5種類のジャガイモの中からコロッケにしたい品種を選びました。
まずは、タマネギのみじん切り。もちろんタマネギも自然塾産です。
栄養士さんの指導の下、包丁を握っている子もそれを見守っている子も真剣です。
次に、挽肉とみじん切りにしたタマネギを炒めます。
さすがは女の子!様になっていますね。
蒸かした主役のジャガイモと、炒めた材料を混ぜ合わせて成形です。
お星様、お花、ハートなどユニークな形のコロッケが出来上がりました。
掘りたてジャガイモで作った、揚げたてコロッケのお味はいかがですか?
自ら苦労して育てた作物を料理していただく。この経験をを通して、食べ物や料理してくれる人に対する感謝の気持ちが塾生たちの中に芽生えることを期待しています。
◇ホタルの夕べ
夜の塾活動の時間には、近くの川原にホタルの観察をしに出かけました。
環境の悪化により、貴重な存在になってしまったホタル。そんなホタルとの出会いを通じて、自然を守ることの大切さについて考えました。
「きれいだね!」
塾生たちは興奮しながらも、ホタルや周りのお客さんに気遣いながら観察していました。
暗闇の中で飛び交うホタルの光に感動!

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