5月7日(金)

  
5月8日(土)

    5月9日(日)

◇共同農園作業 〜トマト・ナス・ピーマン・キュウリの定植〜
 前回のステージで定植したキュウリの苗が霜にあたり、枯れてしまいました。農業指導の先生のお話で、関東より南は、「八十八夜の別れ霜」という言葉があり、八十八夜までは遅霜がくるかもしれないから注意をしなさいという、先人の言葉があることを教えていただきました。
 今回の共同農園は、キュウリを含む夏の代表野菜トマト、ナス、ピーマンの定植を行いました。これらは7、8月の自然塾の食材の大部分を占めます。美味しい夏野菜を食べられるように、しっかり丁寧に仕事しよう。
 枯れてしまった苗を前にみんな残念そうな表情です。
自然の厳しさを知った事件だったでしょう。
 気を取り直して夏野菜を定植しました。
定植したそれぞれの苗の株もとにワラを敷きました。これは、地面の熱を逃がさないこと、水分の蒸発を抑える役目があります。
 そして、キュウリには周りにビニールをかけ、寒さと虫から苗を守ります。
共に、先人のそして農家の知恵を生かしたものです。
おやつの一コマ。
しっかり農作業したあとの、一服は気持ち良いものです。
 今回のステージテーマを意識した行動が片付けのときに塾生たちに見られました。
 共同農園で一人一人が使った鍬はもちろんのことみんなで使った道具すべてをきれいに洗いました。植えた苗の数、ポット(写真の黒いもの)があります。150個弱ありましたが、ひとつずつ最後まで洗いました。
◇チーム農園作業
 農繁期なので、チーム農園での作業もたくさんあります。昼食後の自由時間をうまく使って、この時間にやらなければならない農作業を確認して、自分達のチームの畑に出て行きます。
みんな誰に言われるでもなく、自ら時間前に作業を開始していました。
 この日に行うべき農作業を全てこなすには、チームみんなで力をあわせなければ、きっとできなかったでしょう。
 どのチームも、役割分担をして順調に終わらせていきました。
◇お茶摘み、お茶作り 
 自然塾のある神奈川県足柄上郡は「足柄茶」という名茶の産地で、いたるところにお茶畑が広がっています。「八十八夜」のこの時期、お茶作りを通して季節を味わう喜びを体験してもらいました。
「1芯5葉」の新芽を摘みます。
チームで300g摘むのですが、葉を摘むのが楽しくなって500gぐらい摘んでいました。
多くの塾生たちがお土産に持ち帰りました。家でもお茶作りに挑戦するようです。
◇あしおとツアー
 今回のあしおとツアーでは、各畑の作物の世話を行いました。植えただけで、作物が育ち収穫できるわけではありません。できるだけ様子を見に畑に足を運び、世話してやることが大切なのです。各チームに分かれて、作業を行いました。
 自然塾製の防除液を入れたタンクを担いで畑に向かいます。防除液は焼酎にトウガラシ、ニンニクをつけたものや、お酢などをブレンドしたものを水で希釈してキャベツの葉にかけていきます。
 これから先のステージでも、青虫と塾生との戦いが繰り広げられるでしょう。
◇食事当番の食材収穫
 食事当番のチームはエンドウマメを収穫しました。一つ一つ丁寧に収穫します。
 また、先ステージに雨で収穫できなかったコマツナも前の食当が収穫しました。
 その日の夕食にあがったエンドウマメを味わった塾生から「甘い!」と声が上がりました。

この先も、塾の野菜を育てる楽しみになったことでしょう。
◇危険生物の話
 暖かくなり、人間だけでなく動物たちも活発に動き出します。自然塾周辺で、危険性の高い注意をしなければならない生物の「スズメバチ」「毒ヘビ」「ブヨ」「ムカデ」「毛虫」「ツツガムシ」について説明がありました。
 これらは、軍手や帽子、長靴など服装のルールを守っていればほとんど防げるので心配いりません。
 絵や、写真が出るたびに悲鳴が出ました。
しかし、これらの生物は塾の周りにいるので知ってもらいたいのです。

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